＜中日クラウンズ　2日目◇1日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース（愛知県）◇6557ヤード・パー70＞

石川遼は出だしからトラブルに見舞われるラウンドをアンダーパーにまとめることはできなかった。3バーディ・3ボギーの「70」。トータル1オーバーは暫定47位タイ。54ホールに短縮となった競技は最終日が決勝ラウンド。「バーディをたくさん獲っていきたい」と巻き返しを狙う。

石川遼のクラブを接写【写真】

1番スタートの石川。短いパー4のティショットで3番ウッドを握りグリーンを狙ったが、これが右手前のバンカー手前のラフに止まる。左足はバンカーのなか。まともにアドレスが取れない状況から、パーをセーブするのがやっとだった。

その後はバーディを2つ奪って後半に入ったが、前日完璧なバーディを奪った10番でボギー。12番でバーディを奪取したが、16番もバンカーにつかまりボギー。後半は風が強くなったこともあって、「難しい方向から吹いていたり、その中でスイングとか考えたりしていました」とひとすじなわではいかないラウンド。それでも「バンカーとかグリーン周りで我慢でき、タフな一日でしたけれど､楽しかったです」と前を向く。

「まずは自分のやれることにしっかりフォーカスして、アンダーパーで上がれるようにしたい」。今年に入って調子が上がらない石川だが、上位陣も伸び悩んでいるなか、ビッグスコアで上位をうかがうゴルフを取り戻す。