大学に進学してからは「リーグ戦で一番良かった1年生に選ばれたり、2年生のときはオールアメリカンをいただいたり」とトップ選手として活躍した。オールアメリカンには全米で40名が選ばれる名誉ある賞。「アメリカの選手はみんなオールアメリカンに入りたくて1年間努力するので、選ばれたらその年は達成した気持ちになる」のだとか。さらに松山英樹、金谷が大学時代に優勝してマスターズへの切符を掴んだ「アジア・パシフィック アマチュア選手権」には3度出場している。
そして、アメリカを拠点としている丸山茂樹・奨王(しょうおう)親子とは交流があり、JGTOのプロフィール欄にある師弟関係には『丸山茂樹』を挙げている。「アメリカに9歳で行ったときに丸山プロと奨王くんと一緒にゴルフをして、それからずっとお世話になっています。丸山プロはショートゲームとか、見るだけで学べることが多い。日本に戻ってからも、電話やテキストでやりとりはしています」。
そんな大西が日本に戻ってきたのは昨年の3月。コロナ禍の影響で大学の授業がオンラインとなり、テストも日本で受けた。今年の5月に大学を卒業。アメリカに残って米国男子ツアーを目指す選択肢もあったが、「僕は日本人なので日本でやりたいと決めていた」と、いまの生活の拠点は東京にある。日本に帰国してすぐ、丸山茂樹のコーチを務めた内藤雄士に教わり始めた。内藤が経営する練習場、ハイランドセンターに行くこともあるが、「基本的には動画のやりとりが多い」という。
ドライバーは振れば「320ヤード」という大西だが、自身の「持ち味はアイアン」だと語る。「アメリカでは飛距離は普通なので、アイアンで頑張っていかないと他の選手と戦えない」のが理由だ。
プロ転向したばかりでクラブもウェアも「真っ白」で契約は決まっていない。この日着用していたのは南カリフォルニア大学時代のユニフォームで、キャップには『MADI』という大きなロゴが入っている。「これはゴルフコースの名前です。自分の好きな帽子で、LAから車で3時間くらいのコースです。特に意味はないです」と笑う。『THE MADISON CLUB』を略して『MADI』というロゴになっている。
ツアーデビュー戦で優勝すれば日本人では史上初。「ここまで来たら優勝したい」と素直に話す。さらに、「日本のQTが8月にあるので、それに向けて練習している。今週トップ10だったら次の試合に出られるので、それを目指して頑張ります」と笑顔で宣言した。ちなみに、アメリカでの生活が長かったので、「日本の高校生程度の日本語しか読めない」のが悩み。ん? 大西プロ、それならほとんどの文章は読めますよ。(文・下村耕平)
そして、アメリカを拠点としている丸山茂樹・奨王(しょうおう)親子とは交流があり、JGTOのプロフィール欄にある師弟関係には『丸山茂樹』を挙げている。「アメリカに9歳で行ったときに丸山プロと奨王くんと一緒にゴルフをして、それからずっとお世話になっています。丸山プロはショートゲームとか、見るだけで学べることが多い。日本に戻ってからも、電話やテキストでやりとりはしています」。
そんな大西が日本に戻ってきたのは昨年の3月。コロナ禍の影響で大学の授業がオンラインとなり、テストも日本で受けた。今年の5月に大学を卒業。アメリカに残って米国男子ツアーを目指す選択肢もあったが、「僕は日本人なので日本でやりたいと決めていた」と、いまの生活の拠点は東京にある。日本に帰国してすぐ、丸山茂樹のコーチを務めた内藤雄士に教わり始めた。内藤が経営する練習場、ハイランドセンターに行くこともあるが、「基本的には動画のやりとりが多い」という。
ドライバーは振れば「320ヤード」という大西だが、自身の「持ち味はアイアン」だと語る。「アメリカでは飛距離は普通なので、アイアンで頑張っていかないと他の選手と戦えない」のが理由だ。
プロ転向したばかりでクラブもウェアも「真っ白」で契約は決まっていない。この日着用していたのは南カリフォルニア大学時代のユニフォームで、キャップには『MADI』という大きなロゴが入っている。「これはゴルフコースの名前です。自分の好きな帽子で、LAから車で3時間くらいのコースです。特に意味はないです」と笑う。『THE MADISON CLUB』を略して『MADI』というロゴになっている。
ツアーデビュー戦で優勝すれば日本人では史上初。「ここまで来たら優勝したい」と素直に話す。さらに、「日本のQTが8月にあるので、それに向けて練習している。今週トップ10だったら次の試合に出られるので、それを目指して頑張ります」と笑顔で宣言した。ちなみに、アメリカでの生活が長かったので、「日本の高校生程度の日本語しか読めない」のが悩み。ん? 大西プロ、それならほとんどの文章は読めますよ。(文・下村耕平)