本来なら、各トーナメントに出場するために提出が必須の問診票に、『1カ月以内の渡航歴』があるかないかのチェック項目があるが、大西はこれにチェックがなかった。JGTOの小山氏は「7日間の体温記録はありましたが、渡航履歴は記入していなかった。外国人なら記入漏れを確認しますが、日本人だったので取り立てて疑問に思わなかった。それは反省点です」と説明する。
また、大会主催者のゴルフパートナーとJGTOの隔離期間の認識にも相違があった。「我々は大会当日に隔離期間が明ければ出場できると思っていた。ところがJGTOの規定では、指定練習日初日だった。本人が『大丈夫ですか』と確認してきたときに、間違って伝えてしまい、未来のある優秀な大西選手に対して多大なご迷惑をおかけしたと思っています。大西選手に非はなく、我々の認識が甘かった。謝罪の言葉がないくらい大西選手には話をさせていただきました。みなさんにもあれだけ取り上げていただいたのに、本当に申し訳ありませんでした」と川崎氏は謝罪の言葉を述べた。
つまり、5月5日に入国した大西の14日間の隔離期間が明けるのは、大会初日の20日木曜日。ぶっつけ本番で試合に臨むことも、JGTOの『指定練習日初日』の規定により、もともと不可能なのだ。
これを受けて、大西はJGTOに棄権を申し出た。これは「私の判断では棄権届を受理できない。これから棄権を受理するのか、失格などの裁定が下るのかはまだわかりません。ただ話を聞いて彼自身に非はないので、失格にはならないと思う。彼は入国時のPCR検査も、コースに入ったときの抗原検査も陰性ですので、他の選手に影響を与えることを起こしたとは考えていません」と小山氏は話す。
大西は今大会でツアー初のプロデビュー戦Vがかかっていたが、1球でもボールを打っていれば、棄権しても出場数にはカウントされる。失格になれば出場数はノーカウント。このまま棄権が受理されれば、大西魁斗のプロデビュー戦Vは本当に幻となる。
また、大会主催者のゴルフパートナーとJGTOの隔離期間の認識にも相違があった。「我々は大会当日に隔離期間が明ければ出場できると思っていた。ところがJGTOの規定では、指定練習日初日だった。本人が『大丈夫ですか』と確認してきたときに、間違って伝えてしまい、未来のある優秀な大西選手に対して多大なご迷惑をおかけしたと思っています。大西選手に非はなく、我々の認識が甘かった。謝罪の言葉がないくらい大西選手には話をさせていただきました。みなさんにもあれだけ取り上げていただいたのに、本当に申し訳ありませんでした」と川崎氏は謝罪の言葉を述べた。
つまり、5月5日に入国した大西の14日間の隔離期間が明けるのは、大会初日の20日木曜日。ぶっつけ本番で試合に臨むことも、JGTOの『指定練習日初日』の規定により、もともと不可能なのだ。
これを受けて、大西はJGTOに棄権を申し出た。これは「私の判断では棄権届を受理できない。これから棄権を受理するのか、失格などの裁定が下るのかはまだわかりません。ただ話を聞いて彼自身に非はないので、失格にはならないと思う。彼は入国時のPCR検査も、コースに入ったときの抗原検査も陰性ですので、他の選手に影響を与えることを起こしたとは考えていません」と小山氏は話す。
大西は今大会でツアー初のプロデビュー戦Vがかかっていたが、1球でもボールを打っていれば、棄権しても出場数にはカウントされる。失格になれば出場数はノーカウント。このまま棄権が受理されれば、大西魁斗のプロデビュー戦Vは本当に幻となる。