「（今年の）開幕から上体でいきすぎている感じがあった。そうならないように心がけている。左のミスはだいぶ解消されてきている。でもまだ調子が完璧には戻っていない。徐々に徐々によくなってきているので、どんどん修正していきたい」と、ピンを狙うショットに手応えも感じてきている。

アイアンショットが思うように打てないことで、「気持ちが切れちゃうことがけっこうあった」と今平。アイアンショットの調子とともに、3シーズン連続賞金王へ気持ちを上げていきたいところだ。現在、賞金ランキングで首位を走る星野陸也と、2位の金谷拓実は渡米していて今大会には出場していない。トップの星野とは4000万円以上離されている12位の今平が、2人との差をつめるまたとないチャンスでもあるのだ。

「そろそろ頑張らないといけないので、今週いい成績を出して、その後に2週間くらい空くので、調整してまた試合を迎えたいと思っています」。残り36ホールで、初の国内メジャータイトル獲得を目指す。（文・下村耕平）