続く2番パー5では、ドライバーでフェアウェイど真ん中をとらえてバーディを奪取。古川と大岩はバーディが獲れずに、差は5打に広がった。「2番のティショットは、1番で右にいったので気持ち悪かったんですけど、自信を持って完璧に打てた。そこでかなり落ち着くことができました」。
4番パー4では52度のウェッジで5メートルにつけたチャンスをねじ込み、6番パー5では、3打目のアプローチを30センチに寄せて、順調にスコアを伸ばしていった。難しい8番パー4では、3番ウッドでのティショットが左のラフに飛んだが、再び宍戸の女神が木下に微笑む。前方に大きな木があったが、木と木の間の向こう側にグリーンが見えていた。ピンの左7メートルに乗せると、危なげなく2パットで沈めてパーセーブ。7番、8番、9番とボギーになってもおかしくない状況を切り抜けて、2位に6打差をつけて折り返す。
そんな木下に10番パー4で試練が待っていた。ドライバーでのティショットではしっかりフェアウェイをとらえたが、残り221ヤードから4番アイアンで右プッシュしてグリーン右サイドのラフへ。落としどころが狭く難しいアプローチをショートして、3打目でも乗らず。4打目は「ファーストカットとラフの境目で逆目のライ」で、このアプローチは2メートルショート。しかし、それをねじ込んでナイスボギーで収めた。
今大会では4番ホールから10番ホールまではギャラリーが入れない観戦不可エリアだったが、10番グリーンの近くにいたギャラリーたちが、この日初めてボギーを叩いた木下に暖かい拍手と声援を送る。「10番のボギーでくじけそうになったんですけど、いろんな方が声をかけてくれた。思い込みかもしれないですけど、ボランティアのみなさんも含めて、ほとんどの方が僕を応援してくれて、それがすごく力になりました」と木下は振り返る。
さらに12番グリーンでは、脇で見ていた小学生くらいの少年にボールをプレゼント。プレッシャーのかかる状況でも木下にはしっかり周りが見えていた。
「きょうは集中しすぎないでおこうと、思っていた。周りを見ながら、キャディさんとしゃべりながら、どれだけプレッシャーを逃がすかがきょうの課題だった。あの子供が2番ホールにもいて『ナイスバーディ』って声をかけてくれた。12番ホールにもちょうどいたので、気持ち的にはいっぱいいっぱいになりかけていたんですけど、ボールをあげたことでちょっと落ち着けたかなと思います」
4番パー4では52度のウェッジで5メートルにつけたチャンスをねじ込み、6番パー5では、3打目のアプローチを30センチに寄せて、順調にスコアを伸ばしていった。難しい8番パー4では、3番ウッドでのティショットが左のラフに飛んだが、再び宍戸の女神が木下に微笑む。前方に大きな木があったが、木と木の間の向こう側にグリーンが見えていた。ピンの左7メートルに乗せると、危なげなく2パットで沈めてパーセーブ。7番、8番、9番とボギーになってもおかしくない状況を切り抜けて、2位に6打差をつけて折り返す。
そんな木下に10番パー4で試練が待っていた。ドライバーでのティショットではしっかりフェアウェイをとらえたが、残り221ヤードから4番アイアンで右プッシュしてグリーン右サイドのラフへ。落としどころが狭く難しいアプローチをショートして、3打目でも乗らず。4打目は「ファーストカットとラフの境目で逆目のライ」で、このアプローチは2メートルショート。しかし、それをねじ込んでナイスボギーで収めた。
今大会では4番ホールから10番ホールまではギャラリーが入れない観戦不可エリアだったが、10番グリーンの近くにいたギャラリーたちが、この日初めてボギーを叩いた木下に暖かい拍手と声援を送る。「10番のボギーでくじけそうになったんですけど、いろんな方が声をかけてくれた。思い込みかもしれないですけど、ボランティアのみなさんも含めて、ほとんどの方が僕を応援してくれて、それがすごく力になりました」と木下は振り返る。
さらに12番グリーンでは、脇で見ていた小学生くらいの少年にボールをプレゼント。プレッシャーのかかる状況でも木下にはしっかり周りが見えていた。
「きょうは集中しすぎないでおこうと、思っていた。周りを見ながら、キャディさんとしゃべりながら、どれだけプレッシャーを逃がすかがきょうの課題だった。あの子供が2番ホールにもいて『ナイスバーディ』って声をかけてくれた。12番ホールにもちょうどいたので、気持ち的にはいっぱいいっぱいになりかけていたんですけど、ボールをあげたことでちょっと落ち着けたかなと思います」