もちろん、国内ツアーを疎かする気はない。男子ツアーの場合、海外メジャーでの獲得賞金が加算されるため、現在、星野は賞金ランキング1位をキープしている。当然、シーズン最終戦までその座を明け渡す気はなく、今大会での優勝賞金2000万円もしっかり上乗せしておきたいところだ。

「前回大会では惜しかったので、リベンジして優勝したいと思います」と、優勝争いに加わりながら2打差3位に終わった2年前の借りを返したい気持ちで一杯な様子をうかがわせた星野。予選ラウンドはその試合で優勝した石川遼と同組となるが、米国で自信をつけ、ひと回り大きく成長した星野が意地と意欲をどこまで披露するのか要注目だ。（文・山西英希）