<Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 2日目◇27日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7210ヤード・パー72>
灼熱の芥屋に来ると、日傘を見るたびに頭をよぎるのは、ジャンボ尾崎と同組で回った1997年大会。日傘を差していると、先輩プロから怒られた。「ジャンボさんと回ってるのに、なんだあの若手は!って。ちょっとトラウマはありますね(笑)」。当時まだ20代。50歳で大会制覇するジャンボを見届けた。
真夏でも涼しげ!美人キャディを発見【写真】
それから24年、52歳で迎えた本大会で、2日目を終えてトータル7アンダー・7位タイ。優勝すれば、52歳74日は89年大会の杉原輝雄に並ぶ大会最年長優勝だ。「杉原さん、52歳で勝ったんですか。先輩たちはすごいですね…でもね、時代は変わってるんですよ」と口にはしたが、現役最年長シード選手として今もレギュラーツアーで戦っている。
精神面でも体力面でも、20代のころのようにとはいかない。「前だったらめちゃくちゃ怒ってるのに、しょうがないなって自分を慰めたり。頭にきて練習で打ち込みまくってというのもできないし。オッサンなりの寂しさを感じながら、ここで戦える自分でいたい」。若手が次々出てくるなか、シニアと掛け持ちで戦う現状に思うところもあるが、偉大な先輩たちの姿はそんな藤田の背中を押してくれる。
「勝てなくなっても杉原さんの姿を見に来る人はいたし、そういう杉原さんの姿は憧れている。自分の生き様を感じてもらえるのも、プロとして存在意義があると思う」。次は自分が、下の世代に生き様を見せる時代がやってきた。
灼熱の芥屋に来ると、日傘を見るたびに頭をよぎるのは、ジャンボ尾崎と同組で回った1997年大会。日傘を差していると、先輩プロから怒られた。「ジャンボさんと回ってるのに、なんだあの若手は!って。ちょっとトラウマはありますね(笑)」。当時まだ20代。50歳で大会制覇するジャンボを見届けた。
真夏でも涼しげ!美人キャディを発見【写真】
それから24年、52歳で迎えた本大会で、2日目を終えてトータル7アンダー・7位タイ。優勝すれば、52歳74日は89年大会の杉原輝雄に並ぶ大会最年長優勝だ。「杉原さん、52歳で勝ったんですか。先輩たちはすごいですね…でもね、時代は変わってるんですよ」と口にはしたが、現役最年長シード選手として今もレギュラーツアーで戦っている。
精神面でも体力面でも、20代のころのようにとはいかない。「前だったらめちゃくちゃ怒ってるのに、しょうがないなって自分を慰めたり。頭にきて練習で打ち込みまくってというのもできないし。オッサンなりの寂しさを感じながら、ここで戦える自分でいたい」。若手が次々出てくるなか、シニアと掛け持ちで戦う現状に思うところもあるが、偉大な先輩たちの姿はそんな藤田の背中を押してくれる。
「勝てなくなっても杉原さんの姿を見に来る人はいたし、そういう杉原さんの姿は憧れている。自分の生き様を感じてもらえるのも、プロとして存在意義があると思う」。次は自分が、下の世代に生き様を見せる時代がやってきた。