ところが、2日目はその自己暗示もうまく作用しなかったようで「70」と停滞。トータル8アンダー・3位タイに後退したが、落ち込む気配はない。「ショットは0点！　バーディパットが打てていないので、そりゃスコアは伸びないっす。崩れなかっただけよし、かな」ときっぱり答える姿もいさぎよい。「こだわりがないのが、こだわりなんです」。ケロリと笑う26歳は常に新しいものにアンテナを張り、初優勝への道を切り開こうとしている。（文・谷口愛純）