<日本オープン 3日目◇16日◇琵琶湖カントリー倶楽部 琵琶湖・三上コース(滋賀県)◇6986ヤード・パー71>
「やっぱりノリスも来たな」。2018、20年大会覇者の稲森佑貴の読みが当たった。フラッシュバックするのは18年の「日本オープン」。3日目を終えて、2位に3打差をつけてトップにいたが、目に付いたのは5打差にいたノリスの名前。「一番の天敵がノリスだった。日を増すごとに尻上がりのイメージなので」。
ノリスさん、実はとってもお茶目【写真】
なんとか逃げ切ったものの、最終日に「65」を出されて後ろからかけられたプレッシャーは忘れていない。「今回は追いかけるほうだから、まだいいのかもしれないですね。戦車みたいな感じで追いかけられたら…(笑)」。首位のノリスとは6打差のトータル13アンダー・3位から追い上げるが、“戦車”の勢いはどうにも止らない。
初日に「67」、2日目に「64」をマークしてトータル11アンダー・首位タイに立つと、3日目はボギーなしの7バーディで「64」。「本当は、ハーフ終わって8打差をつけたいと思っていた。プレッシャーもないし、自信をもって楽しんでプレーできている。そういうときは、一番いいプレーができるんだ」と、余裕の表情でトータル18アンダー・単独トップに抜け出した。バーディ合戦とはいえ、2位に5打差をつけるぶっちぎり。大会最多アンダーパーは1994年、尾崎将司が叩き出したトータル18アンダー(270ストローク)。そのときはパー72だが今回はパー71。バーディが獲りやすいパー5が3つしかないなかで、すでに記録更新は目前だ。
今年はコロナ禍で開催時期がずれ込んだ故郷の「南アフリカオープン」も12月に待っている。「何年か日本でプレーしていて、日本のみなさんも暖かく迎えてくれている。勝てたらうれしい」と、ナショナルオープン二冠達成まで、突き進む心づもりはできている。プレッシャーもなし、自信をもった戦車が最後まで爆走する。(文・谷口愛純)
「やっぱりノリスも来たな」。2018、20年大会覇者の稲森佑貴の読みが当たった。フラッシュバックするのは18年の「日本オープン」。3日目を終えて、2位に3打差をつけてトップにいたが、目に付いたのは5打差にいたノリスの名前。「一番の天敵がノリスだった。日を増すごとに尻上がりのイメージなので」。
ノリスさん、実はとってもお茶目【写真】
なんとか逃げ切ったものの、最終日に「65」を出されて後ろからかけられたプレッシャーは忘れていない。「今回は追いかけるほうだから、まだいいのかもしれないですね。戦車みたいな感じで追いかけられたら…(笑)」。首位のノリスとは6打差のトータル13アンダー・3位から追い上げるが、“戦車”の勢いはどうにも止らない。
初日に「67」、2日目に「64」をマークしてトータル11アンダー・首位タイに立つと、3日目はボギーなしの7バーディで「64」。「本当は、ハーフ終わって8打差をつけたいと思っていた。プレッシャーもないし、自信をもって楽しんでプレーできている。そういうときは、一番いいプレーができるんだ」と、余裕の表情でトータル18アンダー・単独トップに抜け出した。バーディ合戦とはいえ、2位に5打差をつけるぶっちぎり。大会最多アンダーパーは1994年、尾崎将司が叩き出したトータル18アンダー(270ストローク)。そのときはパー72だが今回はパー71。バーディが獲りやすいパー5が3つしかないなかで、すでに記録更新は目前だ。
今年はコロナ禍で開催時期がずれ込んだ故郷の「南アフリカオープン」も12月に待っている。「何年か日本でプレーしていて、日本のみなさんも暖かく迎えてくれている。勝てたらうれしい」と、ナショナルオープン二冠達成まで、突き進む心づもりはできている。プレッシャーもなし、自信をもった戦車が最後まで爆走する。(文・谷口愛純)