堀川の場合は、「テークバックを上げてフォロースルーのときに自分の意図しない動きが右手に出る。右手でブレーキをかけるような感じだったり、テークバックからフォローのときにいきなり水中の中に入るような感じ。フェースを自分でグラグラして打っているような。ひどいと一日に一発良いパットが打てるか打てないかくらい。1メートルの上りがカップ1個右に打ったりもする」とかなり症状は重い。
イップスにかかってからこの2年の間、「息を吐きながら打ったり、ボールをあえて見ずに目をつぶって打つとか、グリッププレッシャーを左右で9:1にしたり、リズムを変えたり、テークバックを押すイメージから引くイメージにしたり、テークバックを上げる筋肉を変えてみたり」とありとあらゆる方法を試してきた。しかし、「練習ではできても、試合の緊張した場面では出てしまう」。パターも「何本替えたかわからない」。
今週試した方法がイップスに効いている様子だが、「具体的には内緒にしとうこうかな」と詳細は教えてもらえず。ただ、イップスのときは「テークバックからフォロースルーの間の記憶がない」のが、「“打感”というのを久しぶりにすごく感じている。人間らしいまともなパッティングができている」とフィーリングはかなり良さそうだ。
3日目までは上手くいっているが、あすの最終日にイップスが出る危険も。「症状が出ても出なくても、対策は3つくらい持っていつもやっているので、すぐにチェンジ、チェンジ、チェンジで、とにかく回りきる。出てしまうのは仕方ない。それを最小限に抑えることが大事かな」と心の準備はできている。イップスの完全克服となれば、あすの最終日はきょうよりも笑顔で優勝カップを掲げる堀川の姿が見られるだろう。(文・下村耕平)
イップスにかかってからこの2年の間、「息を吐きながら打ったり、ボールをあえて見ずに目をつぶって打つとか、グリッププレッシャーを左右で9:1にしたり、リズムを変えたり、テークバックを押すイメージから引くイメージにしたり、テークバックを上げる筋肉を変えてみたり」とありとあらゆる方法を試してきた。しかし、「練習ではできても、試合の緊張した場面では出てしまう」。パターも「何本替えたかわからない」。
今週試した方法がイップスに効いている様子だが、「具体的には内緒にしとうこうかな」と詳細は教えてもらえず。ただ、イップスのときは「テークバックからフォロースルーの間の記憶がない」のが、「“打感”というのを久しぶりにすごく感じている。人間らしいまともなパッティングができている」とフィーリングはかなり良さそうだ。
3日目までは上手くいっているが、あすの最終日にイップスが出る危険も。「症状が出ても出なくても、対策は3つくらい持っていつもやっているので、すぐにチェンジ、チェンジ、チェンジで、とにかく回りきる。出てしまうのは仕方ない。それを最小限に抑えることが大事かな」と心の準備はできている。イップスの完全克服となれば、あすの最終日はきょうよりも笑顔で優勝カップを掲げる堀川の姿が見られるだろう。(文・下村耕平)