賞金シードが付与される賞金ランキング65位のボーダーラインは1300万円前後と予想される。すでに1400万円を超える初シード組は、金谷拓実、杉山知靖、片岡尚之の初優勝組に加えて、石坂友宏、大岩龍一、阿久津未来也、古川雄大、植竹勇太、小齊平優和、幡地隆寛、清水大成ら16人いる。また、復帰組では、上井邦裕、高山忠洋、矢野東らベテラン勢を中心に8人。一方、賞金シード陥落の危機の日本勢は、23季連続シード保持中の藤田寛之、武藤俊憲(複数年シードは保持)、藤本佳則、塩見好輝、正岡竜二らの名前が挙がる。
2018年の優勝シードで出場している木下裕太は賞金シード復帰を目指す1人。この日は2ボギー・2ダブルボギーの「76」と落として、18位タイで終戦。207万円余りを獲得して1309万円ほどにとどまり、まだ予断を許さない。
また、18年に賞金シードを喪失し、今季は「生涯獲得賞金ランキング上位25位以内」の資格で出場している53歳の手嶋多一。一時はトップ10以内も狙える位置にいたが、上がり2連続ボギーが響いて23位タイ。獲得賞金は154万円余りにとどまり、961万円ほどで賞金ランキングは73位。18番パー5の2打目を池に落とし、ダブルボギーになりそうなところをボギーに食い止めたが、「18番で4日間池に入れているようでは。何で打ってもトップするんです」と18番のプレーを悔やんだが、優勝経験のある「カシオワールドオープン」など残り2戦で劇的なドラマを起こすことができるか。(文・小高拓)
2018年の優勝シードで出場している木下裕太は賞金シード復帰を目指す1人。この日は2ボギー・2ダブルボギーの「76」と落として、18位タイで終戦。207万円余りを獲得して1309万円ほどにとどまり、まだ予断を許さない。
また、18年に賞金シードを喪失し、今季は「生涯獲得賞金ランキング上位25位以内」の資格で出場している53歳の手嶋多一。一時はトップ10以内も狙える位置にいたが、上がり2連続ボギーが響いて23位タイ。獲得賞金は154万円余りにとどまり、961万円ほどで賞金ランキングは73位。18番パー5の2打目を池に落とし、ダブルボギーになりそうなところをボギーに食い止めたが、「18番で4日間池に入れているようでは。何で打ってもトップするんです」と18番のプレーを悔やんだが、優勝経験のある「カシオワールドオープン」など残り2戦で劇的なドラマを起こすことができるか。(文・小高拓)