<ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日◇4日◇東京よみうりカントリークラブ(7,016ヤード・パー70)>
国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は誰もが予想しない展開が土壇場で待っていた。
谷口徹の今季成績
「99%谷口さんのゲームだった」と藤田寛之が語るとおり、谷口徹は前半から完璧なプレーを披露した。石川遼との最終組で異様な雰囲気に包まれる中、ピンを刺すショット、どこからでもカップに向かうパッティングでゲームを支配していく。前半を終えて4バーディ・ノーボギー。トータル9アンダーと3打差をつけてバックナインに入る。10番、11番と立て続けにピンチを招いたが見事なリカバリーで切り抜けると14番、17番とバーディ。藤田の猛追に脅かされたが1打リードを保って最終18番を迎えた。
しかし、東京よみうり名物超受けグリーンに最後の落とし穴があった。約80センチの入れれば優勝が決まる谷口のパーパットはカップに蹴られてまさかのボギー。「右目に強めに狙ったけど、最初左に出た」18番グリーンに悲鳴にも似たギャラリー達の声が響き渡った。そして迎えた藤田とのプレーオフ。気持ちを切り替えて一騎打ちに臨んだが、2ホール目でティショットを左に曲げる痛恨のミス。アプローチを寄せきれずボギーとした谷口に対し、藤田はパーをセーブし勝負は決した。
「最後の最後でガッカリでした」。80センチを外したパーパットは、並のプロなら嫌な感覚が残るところだが「そんなにヤワじゃない」とホールアウト後はサバサバとした表情でコメントした谷口。優勝にこそ届かなかったものの、間違いなくこの日の主役はこの男だった。
国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は誰もが予想しない展開が土壇場で待っていた。
谷口徹の今季成績
「99%谷口さんのゲームだった」と藤田寛之が語るとおり、谷口徹は前半から完璧なプレーを披露した。石川遼との最終組で異様な雰囲気に包まれる中、ピンを刺すショット、どこからでもカップに向かうパッティングでゲームを支配していく。前半を終えて4バーディ・ノーボギー。トータル9アンダーと3打差をつけてバックナインに入る。10番、11番と立て続けにピンチを招いたが見事なリカバリーで切り抜けると14番、17番とバーディ。藤田の猛追に脅かされたが1打リードを保って最終18番を迎えた。
しかし、東京よみうり名物超受けグリーンに最後の落とし穴があった。約80センチの入れれば優勝が決まる谷口のパーパットはカップに蹴られてまさかのボギー。「右目に強めに狙ったけど、最初左に出た」18番グリーンに悲鳴にも似たギャラリー達の声が響き渡った。そして迎えた藤田とのプレーオフ。気持ちを切り替えて一騎打ちに臨んだが、2ホール目でティショットを左に曲げる痛恨のミス。アプローチを寄せきれずボギーとした谷口に対し、藤田はパーをセーブし勝負は決した。
「最後の最後でガッカリでした」。80センチを外したパーパットは、並のプロなら嫌な感覚が残るところだが「そんなにヤワじゃない」とホールアウト後はサバサバとした表情でコメントした谷口。優勝にこそ届かなかったものの、間違いなくこの日の主役はこの男だった。