＜ゴルフ日本シリーズJTカップ　3日目◇4日◇東京よみうりカントリークラブ（東京都）◇7023ヤード・パー70＞

「ゴルフ日本シリーズJTカップ」3日目を終えて、賞金王レースは未だ大勢を決していない。賞金ランク1位を走るチャン・キム（米国）は、3日目を終えてトータル2アンダー・14位タイ。1239万円のアドバンテージを持って最終戦に入っているが、賞金王獲得への大きなライバルが現れた。

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逆転賞金王の可能性を残すのはランキング5位までの選手だが、現時点でもっとも可能性が高い位置につけるのが、ランキング4位の星野陸也だ。3日目を終えてトータル7アンダー・4位タイ。逆転する唯一の条件である優勝を果たせば、キムの順位にかかわらず賞金王が決定する。

ライバルの好プレーに対してキムは、「（星野の順位は）リーダーボードを見て気になった。彼が勝てば素晴らしいゴルフをしたということだし、祝福したい。初日の4オーバーがとても痛いが、とにかくあすはベストを尽くすのみ」。優勝となれば文句なしの賞金王タイトル獲得だが、首位とは9打差と望みは薄い。最後の18ホールを戦いつつ、あとは天命を待つのみとなった。

一方の星野は、逆転のチャンスを広げたものの、ラウンドには不満が残る。「69」をマークして首位と4打差につけたが、「全然ダメでした。途中は良い流れがきたのに、後半はもったいないミスばっかりして…本当にもったいない」と悔いが残る。