<ゴルフ日本シリーズJTカップ 3日目◇4日◇東京よみうりカントリークラブ(東京都)◇7023ヤード・パー70>
パターにとまったてんとうムシを見て、「幸運の印なんだ」と飛び立つまで見守ったスコット・ビンセント(ジンバブエ)と、キャディをつとめる妻のケルシーさん。そんなおしどり夫婦の2ショットも、この試合でしばらく見納めだ。
ぎゅっと手を握り合う2人
2018年に日本に来てから、ずっと2人で転戦してきた。来年の4月には、家族がもう1人増える予定。ビンセトの隣を歩くケルシーさんのお腹も少しふっくらしてきた。この試合を終えたら、出産のために妻の地元の米国コロラド州へ。年明けからしばらくは、ケルシーさんとのタッグはお休みになる。
年明け1月には「SMBCシンガポールオープン」出場を予定。来年はアジアとのかけもちも考えていたが、新型コロナウイルスの変異株の影響で先行きは不透明。現時点で在留資格のある日本へは再入国できるはずだが、渡航に関しての規制は、いつどうなるか分からない。ケルシーさんとも、しばらく離ればなれになってしまう可能性もある。「どうなるかは誰にも分からないし、こればかりは状況次第になってしまう。まずは、今できることをやるだけ」と、妻の手をぎゅっと握った。
「この試合自体が、年間で結果を残してきた選手たちを祝う大会。ボクたちが進んできた道を締めくくるには、とてもいい大会だと思う」。シーズン2勝、東京五輪へ出場など、一緒にここまで歩んできた。初日こそ「73」と出遅れたが、「65」、「66」とスコアを伸ばし、トータル6アンダー・単独6位。「まだ首位とは差があるけれど、もし勝てたら最高。明日もベストを尽くして、チャンスを作っていきたい」と最後の1日へ。2人なら、きっとどんな形でも笑顔で今年を締めくくれる。(文・谷口愛純)
パターにとまったてんとうムシを見て、「幸運の印なんだ」と飛び立つまで見守ったスコット・ビンセント(ジンバブエ)と、キャディをつとめる妻のケルシーさん。そんなおしどり夫婦の2ショットも、この試合でしばらく見納めだ。
ぎゅっと手を握り合う2人
2018年に日本に来てから、ずっと2人で転戦してきた。来年の4月には、家族がもう1人増える予定。ビンセトの隣を歩くケルシーさんのお腹も少しふっくらしてきた。この試合を終えたら、出産のために妻の地元の米国コロラド州へ。年明けからしばらくは、ケルシーさんとのタッグはお休みになる。
年明け1月には「SMBCシンガポールオープン」出場を予定。来年はアジアとのかけもちも考えていたが、新型コロナウイルスの変異株の影響で先行きは不透明。現時点で在留資格のある日本へは再入国できるはずだが、渡航に関しての規制は、いつどうなるか分からない。ケルシーさんとも、しばらく離ればなれになってしまう可能性もある。「どうなるかは誰にも分からないし、こればかりは状況次第になってしまう。まずは、今できることをやるだけ」と、妻の手をぎゅっと握った。
「この試合自体が、年間で結果を残してきた選手たちを祝う大会。ボクたちが進んできた道を締めくくるには、とてもいい大会だと思う」。シーズン2勝、東京五輪へ出場など、一緒にここまで歩んできた。初日こそ「73」と出遅れたが、「65」、「66」とスコアを伸ばし、トータル6アンダー・単独6位。「まだ首位とは差があるけれど、もし勝てたら最高。明日もベストを尽くして、チャンスを作っていきたい」と最後の1日へ。2人なら、きっとどんな形でも笑顔で今年を締めくくれる。(文・谷口愛純)