それでも日本では、『最優秀新人賞 島田トロフィ』、『平均ストローク賞』、『パーキープ率賞』、『ゴルフ記者賞』の4冠を手にし、賞金ランキング2位でシーズンを終えている。
「自分としては頭にはなかったですけど、『賞金王』という目標があるのなら狙おうかなみたいな感じです。賞金王よりも1試合1試合優勝を目指していたので、(海外ツアー転戦を終えて)夏場に帰ってきてから、一回も勝てなかったのは残念だった」。日本ではシーズン2勝を挙げ、誰もがうらやむ輝かしいシーズンを送ったが、本人から満足する言葉はあまり出てこない。
■金谷は『複数年シードで海外に挑戦』に違和感
日本では「複数年シードを獲ったら海外に挑戦」というイメージがある。海外でダメでも日本に帰ってくることができるからだ。ここに金谷は違和感を覚えていた。「シーズン終盤は『賞金王獲ったら5年シードが…』って何度も言われたけど、そういうのは関係ないんだよって思っていました。それが保険だと思うから、ダメなんですよと思う。行きたいんだったら行けばいいじゃんという話です」と金谷は海外への思いを熱く語るのだ。
そんな金谷はトレーナーからの言葉にハッとなった。「『前のトビラを開けるためには、後ろのトビラを閉めないといけない』と言われたんです。“挑戦”って前のトビラを開けるイメージなんですけど、同時に退路を断たないといけない」。
金谷は言葉を選びながら続ける。「去年だって結果的に退路があったから戻ってくることができた。それはそれでいいんですけど、何て言えばいいだろう…言い方が難しいんですけど、『帰れる』っていう安心感があるから100%コミットできてない。退路を断つことが大事だと思います。あまり『退路』って言いたくないんですけどね」と胸の内を話す。
「自分としては頭にはなかったですけど、『賞金王』という目標があるのなら狙おうかなみたいな感じです。賞金王よりも1試合1試合優勝を目指していたので、(海外ツアー転戦を終えて)夏場に帰ってきてから、一回も勝てなかったのは残念だった」。日本ではシーズン2勝を挙げ、誰もがうらやむ輝かしいシーズンを送ったが、本人から満足する言葉はあまり出てこない。
■金谷は『複数年シードで海外に挑戦』に違和感
日本では「複数年シードを獲ったら海外に挑戦」というイメージがある。海外でダメでも日本に帰ってくることができるからだ。ここに金谷は違和感を覚えていた。「シーズン終盤は『賞金王獲ったら5年シードが…』って何度も言われたけど、そういうのは関係ないんだよって思っていました。それが保険だと思うから、ダメなんですよと思う。行きたいんだったら行けばいいじゃんという話です」と金谷は海外への思いを熱く語るのだ。
そんな金谷はトレーナーからの言葉にハッとなった。「『前のトビラを開けるためには、後ろのトビラを閉めないといけない』と言われたんです。“挑戦”って前のトビラを開けるイメージなんですけど、同時に退路を断たないといけない」。
金谷は言葉を選びながら続ける。「去年だって結果的に退路があったから戻ってくることができた。それはそれでいいんですけど、何て言えばいいだろう…言い方が難しいんですけど、『帰れる』っていう安心感があるから100%コミットできてない。退路を断つことが大事だと思います。あまり『退路』って言いたくないんですけどね」と胸の内を話す。