しかし、なぜわざわざ終わったショットのことを書いておくのか。「9番ホール以降でも同じような風で、同じような番手を使うかもしれないので、データとして残しています。その日の自分のアイアンがどのくらい飛んでいるのかが分かるので、先のホールでも重要な判断基準の1つになります」。もちろん、4日間の風向きや強さもメモしていて、『きょうはいつもより飛んでないな』という“感覚”で判断するのではなく、どのくらい飛んでないのかまで落とし込んでいる。
ここまでびっしりとメモしておくのはもう1つ理由がある。「メモにはないグリーン上のマウンドだったり、実際に測ってみたら数字が違うところもある。だから自分の足を使って、目で見て、測って、メモしています」と出口氏はいう。また、情報を整理して書き込むことで「試合では頭に入れようと思っても、抜け落ちちゃうときがあるんです。だから、わかりきっていることでも、あえて書くこともあります」。スマホでやるゴルフのゲームのように、いつもボールは狙ったところに飛ぶとは限らない。あらゆる状況に対処できるように準備しているのだ。
ツアープロやキャディは、たとえコースメモを見なくても、例えば、ゴルフ日本シリーズJTカップ2日目の6番ホールでのティショットからカップインまでを覚えていたりする。スタートホールや最終ホールは印象に残っていても、6、7番ホールは忘れやすい。そもそもコース自体が頭に入ってないと、「6番ってパー3だっけ?」なんてことになるが、そもそもどうやってコースを覚えているのか。
「僕の場合は、こうやって細かくメモすることで頭に入ってきます。一般ゴルファーの方なら絵を描くのが一番早く覚えられるのでオススメです。そんなに精密じゃなくてもいいので、そのホールの特徴的な池だったり、グリーンのマウンドなどを絵に描くと脳に入りやすいと思います。それができたら、1番ホールから頭の中でシミュレーションするのもいいですね」
同じホールで同じミスをして、いつも打った後に「この前もやったな」と気づく人は、反省会をしながら絵を描くのがいいようだ。
ここまでびっしりとメモしておくのはもう1つ理由がある。「メモにはないグリーン上のマウンドだったり、実際に測ってみたら数字が違うところもある。だから自分の足を使って、目で見て、測って、メモしています」と出口氏はいう。また、情報を整理して書き込むことで「試合では頭に入れようと思っても、抜け落ちちゃうときがあるんです。だから、わかりきっていることでも、あえて書くこともあります」。スマホでやるゴルフのゲームのように、いつもボールは狙ったところに飛ぶとは限らない。あらゆる状況に対処できるように準備しているのだ。
ツアープロやキャディは、たとえコースメモを見なくても、例えば、ゴルフ日本シリーズJTカップ2日目の6番ホールでのティショットからカップインまでを覚えていたりする。スタートホールや最終ホールは印象に残っていても、6、7番ホールは忘れやすい。そもそもコース自体が頭に入ってないと、「6番ってパー3だっけ?」なんてことになるが、そもそもどうやってコースを覚えているのか。
「僕の場合は、こうやって細かくメモすることで頭に入ってきます。一般ゴルファーの方なら絵を描くのが一番早く覚えられるのでオススメです。そんなに精密じゃなくてもいいので、そのホールの特徴的な池だったり、グリーンのマウンドなどを絵に描くと脳に入りやすいと思います。それができたら、1番ホールから頭の中でシミュレーションするのもいいですね」
同じホールで同じミスをして、いつも打った後に「この前もやったな」と気づく人は、反省会をしながら絵を描くのがいいようだ。