ただし、「飛び系」にも当然ながら欠点がある。まず、番手によって球質の差が大きくなりやすいことが挙げられるだろう。
たとえば、7番で180ヤード打てるアイアンであれば、9番だったら160ヤードくらい打てると考えるだろう。しかし、「飛び系」の場合、そう上手く飛距離の階段ができない可能性がある。
もともとゴルフのクラブは、ロフトが寝るほど、自然に重心深度は深くなっていく。アイアンのように幅広いロフトをカバーするクラブはその傾向が顕著で、それだけに「番手別設計」を謳い、ヘッド構造に変化を加えるモデルもあるわけだ。
「飛び系」は、通常のアイアンよりも重心が深くなるよう設計されている。そのため、同じヘッド構造のまま、ロフトを寝かせていくと、7番で直進性の高い強いボールで飛ばせても、9番では極端にボールが上がって、飛距離が伸びないという現象が起こるのだ。
アイアンは一発の飛びでなく、狙った距離を正確に飛ばせることが大事。そう考えると、番手ごとの球質が変わり、飛距離に差が出やすい「飛び系」には違った意味での難しさがあるというわけだ。
ただし、最近ではそういった「飛び系」の欠点をうまく補ったモデルも出てきている。たとえば前出のヤマハ『インプレスUD+2』は代を重ねて進化を続けているが、最新モデルでは9番も低スピンでしっかり飛距離を出せるようになった。ダンロップ『XXIOクロス』は、長さや重量を工夫することで、番手ごとのキャリー差をしっかりつけている。
たとえば、7番で180ヤード打てるアイアンであれば、9番だったら160ヤードくらい打てると考えるだろう。しかし、「飛び系」の場合、そう上手く飛距離の階段ができない可能性がある。
もともとゴルフのクラブは、ロフトが寝るほど、自然に重心深度は深くなっていく。アイアンのように幅広いロフトをカバーするクラブはその傾向が顕著で、それだけに「番手別設計」を謳い、ヘッド構造に変化を加えるモデルもあるわけだ。
「飛び系」は、通常のアイアンよりも重心が深くなるよう設計されている。そのため、同じヘッド構造のまま、ロフトを寝かせていくと、7番で直進性の高い強いボールで飛ばせても、9番では極端にボールが上がって、飛距離が伸びないという現象が起こるのだ。
アイアンは一発の飛びでなく、狙った距離を正確に飛ばせることが大事。そう考えると、番手ごとの球質が変わり、飛距離に差が出やすい「飛び系」には違った意味での難しさがあるというわけだ。
ただし、最近ではそういった「飛び系」の欠点をうまく補ったモデルも出てきている。たとえば前出のヤマハ『インプレスUD+2』は代を重ねて進化を続けているが、最新モデルでは9番も低スピンでしっかり飛距離を出せるようになった。ダンロップ『XXIOクロス』は、長さや重量を工夫することで、番手ごとのキャリー差をしっかりつけている。