10年以上にわたって、日本のパター市場で売り上げNo.1のポジションを継続してきた『オデッセイ』。しかし、昨シーズンの国内女子ツアーで『トラスパター』が大旋風を巻き起こしたことで、2月7日〜13日までの一週間の売り上げ本数ランキング(マークダウン品は除く)では、テーラーメイドの『TPコレクション ハイドロブラストシリーズ』が1位になっている。トラスパターの特徴はネック部分の三角形だが、なぜここまで人気が出たのか? ヴィクトリアゴルフトーキョージャンボゴルフセンターの佐々木隆宜店長に話を聞いた。
稲見萌寧の『旧トラス』と菊地絵理香の『最新トラス』はどこが違う?【写真】
「きっかけは稲見萌寧選手の活躍です。彼女が2020-21年シーズンにかけてトラス形状のパター(1つ前のモデル)で勝ち始めたことで、一気に注目されました。ただ、店舗側の予想としては三角形のネックは、王道というより個性的な形状だったので、一過性のブームのような感じで終わる可能性もあると思っていたのですが、そうはなりませんでした」
―なぜ、ブームで終わらなかったのか?
「要因は2つあると思います。1つめは昨シーズンを振り返っても、稲見選手が勝利を量産しただけでなく、他にもトラスパターを使って優勝する選手(菊地絵理香、堀琴音、永峰咲希、若林舞衣子)が続々と出てきたこと。だから、トラスパターの話題が途切れることがなかった。もう1つは在庫不足です。すでに昨年の春先くらいから在庫が少なかったので、ほとんどの人は『買いたいけど、モノが無い』という状況が続いていました。モノがなくても、どんどん欲しい人が増えていくというサイクルになって、これだけのロングセラーになったと思います」
トラスパター人気の火付け役となった国内女子ツアーだが、2週間後には22年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」が開催される。今後のパターの売り上げに、試合結果も影響を与えることになりそうだ。
稲見萌寧の『旧トラス』と菊地絵理香の『最新トラス』はどこが違う?【写真】
「きっかけは稲見萌寧選手の活躍です。彼女が2020-21年シーズンにかけてトラス形状のパター(1つ前のモデル)で勝ち始めたことで、一気に注目されました。ただ、店舗側の予想としては三角形のネックは、王道というより個性的な形状だったので、一過性のブームのような感じで終わる可能性もあると思っていたのですが、そうはなりませんでした」
―なぜ、ブームで終わらなかったのか?
「要因は2つあると思います。1つめは昨シーズンを振り返っても、稲見選手が勝利を量産しただけでなく、他にもトラスパターを使って優勝する選手(菊地絵理香、堀琴音、永峰咲希、若林舞衣子)が続々と出てきたこと。だから、トラスパターの話題が途切れることがなかった。もう1つは在庫不足です。すでに昨年の春先くらいから在庫が少なかったので、ほとんどの人は『買いたいけど、モノが無い』という状況が続いていました。モノがなくても、どんどん欲しい人が増えていくというサイクルになって、これだけのロングセラーになったと思います」
トラスパター人気の火付け役となった国内女子ツアーだが、2週間後には22年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」が開催される。今後のパターの売り上げに、試合結果も影響を与えることになりそうだ。