「やさしいアイアン」と聞いて、どんなモデルを思い浮かべるだろうか? 今、市場にあるアイアンは非常に多様化しており、サイズもデザインも本当にさまざまある。そんな中で、今回注目したいのは、「中空」構造のアイアンだ。
いま一番売れている! ピン『i525』は中空なのに見た目がスマート【写真】
かつて「中空」というと、ゴルファーからあまり良いイメージを持たれていなかった。癖の強い形状、独特な打球音に、硬い打感など、フィーリング性能に難のあるものが多かったためだ。
しかし、製造技術が進歩するにつれて、形状やフィーリング性能も高めた「中空」が増えてきている。アマチュアゴルファーだけでなく、最新の「中空」にスイッチするツアープロも出てきており、もはやかつての悪いイメージは完全に払拭されたと言っていいだろう。
そもそも、「中空」にはアイアンを作る上でさまざまなメリットがある。ヘッドの内部に空洞を作ることで、余った重量を再配分して寛容性を高めることが可能になるし、フェースを薄く作ることもできるので、通常のアイアンよりも反発力を高めることも容易だ。
そして、一番のメリットはヘッドサイズをコンパクトに保ったまま、上記の性能アップが可能なことだろう。たとえば、コリン・モリカワ(米国)が4番アイアンだけ入れているテーラーメイド『P770』の最新モデルは、アスリート仕様のシャープな見た目だが、ヘッド内部にタングステンや「スピードフォーム」と呼ばれる充填材を入れることで、操作性やフィーリングを損なうことなく、寛容性アップに成功している。
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かつて「中空」というと、ゴルファーからあまり良いイメージを持たれていなかった。癖の強い形状、独特な打球音に、硬い打感など、フィーリング性能に難のあるものが多かったためだ。
しかし、製造技術が進歩するにつれて、形状やフィーリング性能も高めた「中空」が増えてきている。アマチュアゴルファーだけでなく、最新の「中空」にスイッチするツアープロも出てきており、もはやかつての悪いイメージは完全に払拭されたと言っていいだろう。
そもそも、「中空」にはアイアンを作る上でさまざまなメリットがある。ヘッドの内部に空洞を作ることで、余った重量を再配分して寛容性を高めることが可能になるし、フェースを薄く作ることもできるので、通常のアイアンよりも反発力を高めることも容易だ。
そして、一番のメリットはヘッドサイズをコンパクトに保ったまま、上記の性能アップが可能なことだろう。たとえば、コリン・モリカワ(米国)が4番アイアンだけ入れているテーラーメイド『P770』の最新モデルは、アスリート仕様のシャープな見た目だが、ヘッド内部にタングステンや「スピードフォーム」と呼ばれる充填材を入れることで、操作性やフィーリングを損なうことなく、寛容性アップに成功している。