「自分が軸としているタッチから、少し強く、少し弱く打つことは、そんなにできるわけじゃありません。そのことにこだわり過ぎると、ほかの部分への意識が薄くなりますからね」と石川。ツアープロなら誰もが基本的なパッティングの距離感を持っている。そこからグリーンの速度、傾斜などを加味して微調整するが、そこに固執するとラインやアライメントがおろそかになる。
ただ、ラウンドの途中で修正を加えてしまえるのが石川でもある。あえてパッティングのタッチでパーフェクトを狙わず、アバウトで打ち始めた途端、上りも下りも距離感が合ってきたというのだ。その象徴が前半の18番パー5で上り12メートルのバーディパットを迎えたときだ。
「下りのラインをショートしていた人間が、ものすごい上りのパットでタッチを合わせるのってなかなか難しいんですけど、ザックリ打ったら距離感が合いました」と、その修正能力の高さを改めて証明した。
「タッチのことを考えなくても、自然と距離感を合わせられる自信をつけたいですね」と、パッティングの精度をさらに高めることを今後の課題とする。まずは約5カ月ぶりとなる決勝ラウンドの戦いで、少しでもそのきっかけをつかみたいところだ。(文・山西英希)
ただ、ラウンドの途中で修正を加えてしまえるのが石川でもある。あえてパッティングのタッチでパーフェクトを狙わず、アバウトで打ち始めた途端、上りも下りも距離感が合ってきたというのだ。その象徴が前半の18番パー5で上り12メートルのバーディパットを迎えたときだ。
「下りのラインをショートしていた人間が、ものすごい上りのパットでタッチを合わせるのってなかなか難しいんですけど、ザックリ打ったら距離感が合いました」と、その修正能力の高さを改めて証明した。
「タッチのことを考えなくても、自然と距離感を合わせられる自信をつけたいですね」と、パッティングの精度をさらに高めることを今後の課題とする。まずは約5カ月ぶりとなる決勝ラウンドの戦いで、少しでもそのきっかけをつかみたいところだ。(文・山西英希)