続く14番パー4では痛恨の3パットで、さらに後退した。残りホールは1つ減り、差が1つ開く状況でも、「諦めてはいませんでした」と大西は言い切る。その言葉通り、16番と18番でバーディを奪うなど、気持ちのこもったプレーを見せた。
大西の守らずに攻める姿勢は、ティショットにも表れていた。パー3を除く14ホールすべてでドライバーを振り続けた。最初に3連続バーディを奪った短い1番パー4も、ドライバーで打つと置き場所が難しい池絡みの3番パー4も、ドライバーを持つ選手はほとんどいない。それでも、大西の手には常にドライバーが握られていた。
後半の10番でも、同組の桂川とジャスティン・デロスサントス(フィリピン)がフェアウェイウッドでティショットを打ったが、大西は当然のようにドライバーでフェアウェイをとらえる。しかし、ウェッジのコントロールショットを1.5メートルにつけるも入らず。12番でも2人が右のバンカーに届かないようにフェアウェイウッドで打ったところを、ドライバーでそのバンカーにいれ、50ヤードの難しいバンカーショットをグリーンに乗せて2パットのパーだった。ゴルフにタラレバはないが、この2ホールでバーディが獲れていれば、優勝の流れは大西に傾いたかもしれない。
「最終ラウンドの最終組になってくると、防御的になる部分はあるんですけど、最初の3日間はそうじゃなくてこのスコアが出た。だから思いきってゴルフをして、その結果が悪くても、それは許せますし、後悔がないプレーがしたかった」と大西は全ホールドライバーの理由を話す。
一見すると無謀ともとれるマネジメントだが、「ドライバーに自信もありますし、アプローチも得意なので、難しいところでもだいたいのところにつけられると思っている。中途半端なウェッジの距離でも大丈夫。最後も結局パターが入らなかったので、ショットは良かった」。自分のゴルフを貫いた達成感すらある。
アメリカでゴルフの腕を磨いた大西の辞書に『引きずる』という文字はない。「(次週の出場権が得られる)トップ10に絶対入りたいと思ったので、それが達成できて良かった。あとは同じようなシチュエーションに何度も自分を入れて、いつかは優勝したいと思います」と気持ちはすでに未来へと進んでいる。
大西の守らずに攻める姿勢は、ティショットにも表れていた。パー3を除く14ホールすべてでドライバーを振り続けた。最初に3連続バーディを奪った短い1番パー4も、ドライバーで打つと置き場所が難しい池絡みの3番パー4も、ドライバーを持つ選手はほとんどいない。それでも、大西の手には常にドライバーが握られていた。
後半の10番でも、同組の桂川とジャスティン・デロスサントス(フィリピン)がフェアウェイウッドでティショットを打ったが、大西は当然のようにドライバーでフェアウェイをとらえる。しかし、ウェッジのコントロールショットを1.5メートルにつけるも入らず。12番でも2人が右のバンカーに届かないようにフェアウェイウッドで打ったところを、ドライバーでそのバンカーにいれ、50ヤードの難しいバンカーショットをグリーンに乗せて2パットのパーだった。ゴルフにタラレバはないが、この2ホールでバーディが獲れていれば、優勝の流れは大西に傾いたかもしれない。
「最終ラウンドの最終組になってくると、防御的になる部分はあるんですけど、最初の3日間はそうじゃなくてこのスコアが出た。だから思いきってゴルフをして、その結果が悪くても、それは許せますし、後悔がないプレーがしたかった」と大西は全ホールドライバーの理由を話す。
一見すると無謀ともとれるマネジメントだが、「ドライバーに自信もありますし、アプローチも得意なので、難しいところでもだいたいのところにつけられると思っている。中途半端なウェッジの距離でも大丈夫。最後も結局パターが入らなかったので、ショットは良かった」。自分のゴルフを貫いた達成感すらある。
アメリカでゴルフの腕を磨いた大西の辞書に『引きずる』という文字はない。「(次週の出場権が得られる)トップ10に絶対入りたいと思ったので、それが達成できて良かった。あとは同じようなシチュエーションに何度も自分を入れて、いつかは優勝したいと思います」と気持ちはすでに未来へと進んでいる。