オデッセイの浅重心構造の流れは、昨年発売された『トゥーロン』から始まった。ヘッドの両端のフェースの近いところにタングステンのウェートを配することで、慣性モーメントがアップし、フェースの挙動が安定。今年発売された『ELEVEN』と『TRI-HOT 5K』にも同じ構造が採用されている。操作性が高いデカマレット(ELEVEN)か、ミスに強いブレード(TRI-HOT 5K)かの違いだ。
■浅重心のデカマレット型はブレード型と何が違う?
ここで1つの疑問が生まれる。『ELEVEN』の重心が前にあるのなら、ヘッドの後ろ側をスパッと切り落としても性能は変わらないのでは? それだとまったくブレード型と一緒になってしまうが。「確かに『ヘッドの後ろ側が要らないじゃないか』ってなるんですけど、大きいほうが見た目から来る安心感がありますし、なおかつ座りがいい。それでいて、男子は打ち込むストロークの人が多いので、操作しやすいのが人気の理由かなと思います」(中島氏)
操作性の高いデカマレットはオデッセイ以外からも出ているが、『ELEVEN』はソールの前方をラウンドさせることで、地面との突っかかりをなくし、後方を平らにすることで座りをよくしている。
■片山晋呉は「挙動がよくてダウンスイングしやすい」
ここで実際に使っているプロたちの話を紹介しよう。「関西オープン」で優勝という最高の結果を出した比嘉は、「構えたときの安心感が抜群にあって、ストロークも真っすぐ引きやすい形状をしていますし、ミスヒットにもだいぶ強いと思います。直進性に優れていて座りのよさもある。だいぶ気に入っています」と話す。
■浅重心のデカマレット型はブレード型と何が違う?
ここで1つの疑問が生まれる。『ELEVEN』の重心が前にあるのなら、ヘッドの後ろ側をスパッと切り落としても性能は変わらないのでは? それだとまったくブレード型と一緒になってしまうが。「確かに『ヘッドの後ろ側が要らないじゃないか』ってなるんですけど、大きいほうが見た目から来る安心感がありますし、なおかつ座りがいい。それでいて、男子は打ち込むストロークの人が多いので、操作しやすいのが人気の理由かなと思います」(中島氏)
操作性の高いデカマレットはオデッセイ以外からも出ているが、『ELEVEN』はソールの前方をラウンドさせることで、地面との突っかかりをなくし、後方を平らにすることで座りをよくしている。
■片山晋呉は「挙動がよくてダウンスイングしやすい」
ここで実際に使っているプロたちの話を紹介しよう。「関西オープン」で優勝という最高の結果を出した比嘉は、「構えたときの安心感が抜群にあって、ストロークも真っすぐ引きやすい形状をしていますし、ミスヒットにもだいぶ強いと思います。直進性に優れていて座りのよさもある。だいぶ気に入っています」と話す。