＜中日クラウンズ　3日目◇30日◇名古屋ゴルフ倶楽部和合コース（愛知県）◇6557ヤード・パー70＞

国内男子ツアー「中日クラウンズ」の第3ラウンドが行われ、首位と5打差の28位タイから出た香妻陣一朗が8バーディ・2ボギーの「64」。トータル9アンダーで首位の岩田寛と2打差の3位タイに順位を上げた。開幕戦の「東建ホームメイトカップ」に続く、早くも今季2勝目のチャンスが訪れた。

日没ギリギリ　コースはこんなに真っ暗でした【写真】

約1カ月前の開幕戦では3日目を終えて2位に3打差の首位に立っていたが、ショットが不調で「不安しかない」とこぼしていた。案の定、最終日はピンチをしのいで、少ないチャンスをものにしながらプレーオフに進み、桂川有人に競り勝った。自身でも「不思議な優勝」というぐらいショットの状態はよくなかった。

2打差を追う今回は、まったく違う。「だいぶよくなってきましたね。自信になるショットが随所に出てきたので、やっと戦えるかなと思います」と話す。

優勝を遂げた後も感覚の悪さは続いた。いろいろな修正法を取り入れたが、なかなかハマらない。優勝後の2戦はともに60位台と「上位にいけないゴルフ」だった。今週に入って「ハマるのが見つかりました。構えてから左肩をクッと（クローズに）入れたら、気持ちよくなってきました」とアドレスのベーシックな部分の修正でショットが蘇り、好位置で最終日を迎える。