<中日クラウンズ 最終目◇1日◇名古屋ゴルフ倶楽部和合コース(愛知県)◇6557ヤード・パー70>
12番までに4つスコアを伸ばして優勝争いに加わった時松隆光。終盤は伸ばせなかったものの「66」で回り、トータル10アンダー・4位と今季ベストフィニッシュとなった。
優勝を決めてギャラリーの歓声に応える稲森佑貴【写真】
ギャラリーから「ゲンちゃん、がんばれ!」と声をかけられていた。「石川(遼)さんと回らせていただいたので、ついでに応援していただいたと思うんです」と謙遜する。ツアー登録名は隆光(りゅうこう)だが、本名は源蔵。プロ仲間からは「ゲンちゃん」の愛称で親しまれている。出演機会の増えたテレビ番組の中で「ゲンちゃん」と呼ばれていることから、一般にも認知されるようになってきた。
時松がいいショットを打ったり、いいプレーをすると大きな拍手や声援が上がる。時松はそのたびに手を高々と上げて応える。その時松の姿を見て再び拍手が上がると、また時松は手を上げる。「昔は会釈とかしていたのですが、それでは見えないと思って。せっかく応援していただいているので、ギャラリーの方への感謝の気持ちです」。遠目にいるギャラリーにも伝わるように、あえて大きく高々と腕を上げている。昨年の秋ごろから行っている、前選手会長による感謝の印だ。
開幕戦は9位タイに入った時松だが、2戦目は予選落ちで、前戦の3戦目は32位タイ。「ショットがいいとパッティングが悪かったり、パッティングがいいとショットが悪かったり。かみ合っていませんでした。ようやくまとまりつつあるかなと思います。この感触を忘れないうちに次の大会もがんばりたい」。2018年以来となる優勝を遂げたときの“感謝の印”も楽しみにしたい。(文・小高拓)
12番までに4つスコアを伸ばして優勝争いに加わった時松隆光。終盤は伸ばせなかったものの「66」で回り、トータル10アンダー・4位と今季ベストフィニッシュとなった。
優勝を決めてギャラリーの歓声に応える稲森佑貴【写真】
ギャラリーから「ゲンちゃん、がんばれ!」と声をかけられていた。「石川(遼)さんと回らせていただいたので、ついでに応援していただいたと思うんです」と謙遜する。ツアー登録名は隆光(りゅうこう)だが、本名は源蔵。プロ仲間からは「ゲンちゃん」の愛称で親しまれている。出演機会の増えたテレビ番組の中で「ゲンちゃん」と呼ばれていることから、一般にも認知されるようになってきた。
時松がいいショットを打ったり、いいプレーをすると大きな拍手や声援が上がる。時松はそのたびに手を高々と上げて応える。その時松の姿を見て再び拍手が上がると、また時松は手を上げる。「昔は会釈とかしていたのですが、それでは見えないと思って。せっかく応援していただいているので、ギャラリーの方への感謝の気持ちです」。遠目にいるギャラリーにも伝わるように、あえて大きく高々と腕を上げている。昨年の秋ごろから行っている、前選手会長による感謝の印だ。
開幕戦は9位タイに入った時松だが、2戦目は予選落ちで、前戦の3戦目は32位タイ。「ショットがいいとパッティングが悪かったり、パッティングがいいとショットが悪かったり。かみ合っていませんでした。ようやくまとまりつつあるかなと思います。この感触を忘れないうちに次の大会もがんばりたい」。2018年以来となる優勝を遂げたときの“感謝の印”も楽しみにしたい。(文・小高拓)