＜アジアパシフィックオープンゴルフ ダイヤモンドカップ　初日◇12日◇大洗ゴルフ倶楽部 （茨城県）◇7163ヤード・パー70＞

キャップとウェアに「セントアンドリュース」の文字が刻まれた男が見据えるのは、7月に行われる「全英オープン」の切符だ。岩田寛が7バーディ・2ボギーの「65」で回り、5アンダーの首位タイ発進を決めた。

セントアンドリュースといえば『スウィルカンブリッジ』【写真】

今大会の副賞には『全英オープン出場権』が用意されている。今年の全英は150回目の記念大会。会場はあの名門、セントアンドリュース・オールドコースだ。「こんなに出たいと思った全英はない」と、この出場権が岩田のモチベーションとなっている。

岩田は7年前に同地で開催された大会にも出場したが、そのときは予選落ち。寡黙な性格だけに「やっぱり雰囲気とか」と印象を語る言葉は少ないが、聖地での記念大会へ思いは強い。今回は「150回だし、セントアンドリュースだし、ウェアも」と、ウェア契約する『セント・アンドリュース』着用プレーヤーとしても、なんとか今年の大会には出場を決めたい。

セントアンドリュースのオフィシャルパートナーとして2017年にはじまったブランドだが、19年3月からその広告塔の役目を果たしている。全身に同地の名前が入った姿での全英出場となれば、より一層気合も入るというもの。早々に切符を手に入れる事ができれば、願ったり叶ったりだ。