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手嶋多一が19年シニア初優勝記念の“ゴールドパター”を持ってウロウロの謎

手嶋多一が19年シニア初優勝記念の“ゴールドパター”を持ってウロウロの謎

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2022年5月19日 12時00分

ここで1つの疑問が生まれる。ピンのゴールドパターは世界ランキングのポイントが加算される試合に限られる。日本ではレギュラーツアーも下部のABEMAツアーも対象となるが、金秀シニアは対象外。なぜゴールドパターが作られたのか。

「金秀は世界ランキング対象外なんですけども、今回はピンのパターが初めてシニアで優勝したというのがあって、私のほうからリクエストしました。米国本社に『作っていいですか?』と聞いたらOKが出た。日本のシニアツアーのゴールドパター第一号が手嶋プロです。ちなみにシニアオープンはナショナルオープンなので対象になります」(穂積氏)

ここでピンのゴールドパターについてのトリビアを、穂積さんの言葉でいくつか紹介しよう。

■1試合につき、ゴールドパターは2本作る
「選手に1本、アメリカのピンのゴールドの倉庫に1本で合計2本作るんです。ピンの倉庫にはもう3000本以上のゴールドパターがあります。ピンの契約選手でなくても、今回の手嶋プロのように作っています」

■渋野日向子は純金のゴールドパターを持っている
「通常の試合ですと金色のパターですが、海外メジャーでは優勝した場合は、素材が純金になります。渋野日向子プロは19年の全英で優勝したので、純金の『SIGMA2 ANSER』を持っています。重量も重たいですし、いまは金が高騰しているので、かなりの金額になるでしょうね。当然、ピン型よりもボディが大きいマレットのほうが高額。選手たちからよく『削った粉はどうしているんですか?』と質問されますけど、おそらく再利用されます」

■国内でゴールドパターを一番多く所有しているのは片山晋呉
「鈴木愛プロや渋野日向子プロもかなりの数を持っていますが、国内で一番多いのは片山晋呉プロ。20本以上持っていると思います。全部スコッツデールのアンサー。実は片山プロが一番勝っているのはピンのパターなんです」

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