プロ10年目の田村は、一時はゴルフから離れてサラリーマンを経験したこともある。2020年12月に「絶対にツアーで勝つんだ。この舞台で活躍するんだ」と、一念発起。週5〜6日のトレーニングを行ったり、考え方を180度転回させるなど、毎日ゴルフと向き合って自分を変えた。血のにじむようなトレーニングの結果、ドライバーの飛距離は260〜270ヤードだったものが、300ヤード近くまで飛ばせるようになり、スイングの安定感も出てきた。
そして、昨年のファイナルQTで11位に入って今季前半戦の出場権を獲得すると、ここまで3試合に出場していずれも25位以内。総合力を示すメルセデス・ベンツトータルポイントランキングは2位と、好調さはスタッツにも表れている。
「今までと違うのは飛距離もそうですが、体を強くしたことで厳しい局面でも強く振れるようになりました。あすも狙うところだけをしっかり見て、強く振り切るだけです。常にチャレンジです」。強く振り切ることでボールは曲がらない。2打目でグリーンを狙えるところに運んで、しっかりパーオンさせる。そして「得意のパット」でスコアを伸ばしてさらに上を目指す。
国内男子ツアーで過去に予選最下位通過から優勝したのは3人。崖っぷちから生還した田村の強い気持ちなら、2001年の伊澤利光以来、4人目の快挙も夢ではない。
【予選最下位通過からの優勝】
・青木功(1976年 東海クラシック・三好CC西C)
・サムソン・ギムソン(1993年 日経カップ・三井観光苫小牧GC)
・伊澤利光(2001年 ダイヤモンドカップ・大洗GC)
そして、昨年のファイナルQTで11位に入って今季前半戦の出場権を獲得すると、ここまで3試合に出場していずれも25位以内。総合力を示すメルセデス・ベンツトータルポイントランキングは2位と、好調さはスタッツにも表れている。
「今までと違うのは飛距離もそうですが、体を強くしたことで厳しい局面でも強く振れるようになりました。あすも狙うところだけをしっかり見て、強く振り切るだけです。常にチャレンジです」。強く振り切ることでボールは曲がらない。2打目でグリーンを狙えるところに運んで、しっかりパーオンさせる。そして「得意のパット」でスコアを伸ばしてさらに上を目指す。
国内男子ツアーで過去に予選最下位通過から優勝したのは3人。崖っぷちから生還した田村の強い気持ちなら、2001年の伊澤利光以来、4人目の快挙も夢ではない。
【予選最下位通過からの優勝】
・青木功(1976年 東海クラシック・三好CC西C)
・サムソン・ギムソン(1993年 日経カップ・三井観光苫小牧GC)
・伊澤利光(2001年 ダイヤモンドカップ・大洗GC)