ちなみに金谷は昨シーズンのパーキープ率は89.32%で1位。平均ストロークも「69.73」と唯一の60台をマークして1位だった。ツアーで一番ボギーを打たなかった金谷が、何かを吹っ切るかのようにプレーしているのがスコアカードからもわかる。
16番パー3では左奥ピンを果敢に攻め、ピンの左にボールが飛ぶと「ガマン!ガマン!」と声を出す。ピンの左に着弾したボールは傾斜で1.2メートルに寄って、バーディを奪った。最終18番パー4の2打目はラフからアイアン型ユーティリティをしっかり振り抜き、ショートしそうなのを見ると、「GO!GO!」と叫ぶ。グリーン右サイドのカラーまで運んで、12メートルの上りのバーディパットをしっかりカップまで寄せ、パーで締めた。
この日のプレーについて金谷は、「3日目なのでたくさんバーディを獲りにいかないといけないと思っていました。ピンを狙って外れても、もうちょっと簡単にパーを獲れるところもあった。それができなかったのは残念ですけど、バーディが多く獲れているのはいいことなのかなと思います」と振り返る。6ボギーには反省も、6バーディという結果には、満足しているようだ。
ピンを狙って1打1打に集中し、気持ちの入った小気味いいプレーを見せる金谷。「結果が出ないからつらいけど、もっと上手くなって乗り越えたいです」。その自信は確実に回復しつつある。(文・下村耕平)
16番パー3では左奥ピンを果敢に攻め、ピンの左にボールが飛ぶと「ガマン!ガマン!」と声を出す。ピンの左に着弾したボールは傾斜で1.2メートルに寄って、バーディを奪った。最終18番パー4の2打目はラフからアイアン型ユーティリティをしっかり振り抜き、ショートしそうなのを見ると、「GO!GO!」と叫ぶ。グリーン右サイドのカラーまで運んで、12メートルの上りのバーディパットをしっかりカップまで寄せ、パーで締めた。
この日のプレーについて金谷は、「3日目なのでたくさんバーディを獲りにいかないといけないと思っていました。ピンを狙って外れても、もうちょっと簡単にパーを獲れるところもあった。それができなかったのは残念ですけど、バーディが多く獲れているのはいいことなのかなと思います」と振り返る。6ボギーには反省も、6バーディという結果には、満足しているようだ。
ピンを狙って1打1打に集中し、気持ちの入った小気味いいプレーを見せる金谷。「結果が出ないからつらいけど、もっと上手くなって乗り越えたいです」。その自信は確実に回復しつつある。(文・下村耕平)