とはいえ、この日のパーオン率は、94.444%で1位タイ。新規開催の今大会コースは、多くの選手が初めて回る。距離は短めだが、ブラインドあり、ドッグレッグありで、ティショットでドライバーを多用するのは少数派。だが池村は、ドライバー多用作戦を敢行。それが見事にはまっている。
見えないターゲットに向かって林越えの球を打ち、ショートカットで攻めていく池村。ドライバーが不調で今シーズン開幕戦から4戦連続で予選落ちが続いていたが、これほどまでに自信を持ってドライバーを振っていけるのはなぜか?
「シーズンはじめはニュードライバーの調整ができていませんでした。試合になると右に出る球が多かったんです。それで5戦目のダイヤモンドカップから、かつてのエースドライバーに替えました」
調整が続いていたテーラーメイド『ステルス』はいったん保留にして、再調整はオープンウイークが続く7月に行うことを決断。気持ちよく振れていた19年発売のテーラーメイド『M5』を引っ張り出してきたという。ドライバーの調整は「一発目に打った球のデータから試行錯誤を続けていき、気づかないうちにスイングを変えて合わせてしまうことがある」という。かつてのエースである『M5』は、長らく手に馴染ませていたため、スピン量も弾道も安定。気持ちよく、自信を持って振れているという。
「このコースはイーグルも出るし、差は気にしません」。2位に3打の差はあってないようなものだと気持ちを引き締める。そして「最終日は自分のゴルフができれば、結果はついてくると思います。納得のいくゴルフをするだけです」と力強く締めくくった。(文・河合昌浩)
見えないターゲットに向かって林越えの球を打ち、ショートカットで攻めていく池村。ドライバーが不調で今シーズン開幕戦から4戦連続で予選落ちが続いていたが、これほどまでに自信を持ってドライバーを振っていけるのはなぜか?
「シーズンはじめはニュードライバーの調整ができていませんでした。試合になると右に出る球が多かったんです。それで5戦目のダイヤモンドカップから、かつてのエースドライバーに替えました」
調整が続いていたテーラーメイド『ステルス』はいったん保留にして、再調整はオープンウイークが続く7月に行うことを決断。気持ちよく振れていた19年発売のテーラーメイド『M5』を引っ張り出してきたという。ドライバーの調整は「一発目に打った球のデータから試行錯誤を続けていき、気づかないうちにスイングを変えて合わせてしまうことがある」という。かつてのエースである『M5』は、長らく手に馴染ませていたため、スピン量も弾道も安定。気持ちよく、自信を持って振れているという。
「このコースはイーグルも出るし、差は気にしません」。2位に3打の差はあってないようなものだと気持ちを引き締める。そして「最終日は自分のゴルフができれば、結果はついてくると思います。納得のいくゴルフをするだけです」と力強く締めくくった。(文・河合昌浩)