だが今週課題としていた「パー5でバーディを獲る」ことは、4日間を通して実践できた。4日間で16回訪れるパー5で、取りこぼしたのは初日と3日目の17番と3日目の12番の3回のみ。この日は4つともスコアを伸ばした。
ピンチに追い込まれても決して諦めない胆力と攻めのゴルフが、守りに入りかけ襲いかかってきたゴルフの鬼を退散させたのだ。ブラインドやドッグレッグホールが多くティショットでドライバーを振らない選手が多い中、池村は果敢にドライバーを振り続け、林の上に向かってショートカットを狙っていった。この日も14ホール中9ホールで、ドライバーを振った。決して揺るがない攻めの姿勢が呼び込んだ勝利だった。
昨年の『ISPS HANDAガツーンと飛ばせツアートーナメント2021』の初優勝は逆転勝利だった。今回は最終日首位からのスタートで逃げ切っての優勝。「リーダーでスタートして勝てたのは自信になりました。初優勝の試合はなくなってしまったのでディフェンディングチャンピオンとしての出場は叶いませんでしたが、来年ここで試合があればディフェンディングとしてもっと強くなって帰ってきたいです」と池村は語る。
そして、「ショートゲーム、中途半端な60〜70ヤードの距離にもっと磨きをかけたいです。そこでピンに絡むショットがもっと打てたら、いつも上位でゴルフができるんじゃないかと思います」と続けた。
完全勝利を遂げても、池村の上を見る向上心はとどまるところを知らない。その姿勢と攻めるゴルフがある限り、今季の目標とする「国内メジャーでの優勝」もやり遂げることだろう。(文・河合昌浩)
ピンチに追い込まれても決して諦めない胆力と攻めのゴルフが、守りに入りかけ襲いかかってきたゴルフの鬼を退散させたのだ。ブラインドやドッグレッグホールが多くティショットでドライバーを振らない選手が多い中、池村は果敢にドライバーを振り続け、林の上に向かってショートカットを狙っていった。この日も14ホール中9ホールで、ドライバーを振った。決して揺るがない攻めの姿勢が呼び込んだ勝利だった。
昨年の『ISPS HANDAガツーンと飛ばせツアートーナメント2021』の初優勝は逆転勝利だった。今回は最終日首位からのスタートで逃げ切っての優勝。「リーダーでスタートして勝てたのは自信になりました。初優勝の試合はなくなってしまったのでディフェンディングチャンピオンとしての出場は叶いませんでしたが、来年ここで試合があればディフェンディングとしてもっと強くなって帰ってきたいです」と池村は語る。
そして、「ショートゲーム、中途半端な60〜70ヤードの距離にもっと磨きをかけたいです。そこでピンに絡むショットがもっと打てたら、いつも上位でゴルフができるんじゃないかと思います」と続けた。
完全勝利を遂げても、池村の上を見る向上心はとどまるところを知らない。その姿勢と攻めるゴルフがある限り、今季の目標とする「国内メジャーでの優勝」もやり遂げることだろう。(文・河合昌浩)