また、18度の5番ウッドと比べてもメリットがある。一般的に18度のフェアウェイウッドはさまざまなライへの対処を考えて、ヘッドがコンパクトに設計されることが多い。ヘッドの大きさは構えた時の安心感やミスへの強さにも直結する部分。その意味で、3番ウッドと同じヘッドサイズで、ロフトだけを寝かせた16.5度のフェアウェイウッドはオートマチックに一定した球を打つことを考えたら、5番ウッドよりもメリットがあるわけだ。
このように、16.5度は3番ウッドと5番ウッドのデメリットをしっかり払拭した万能クラブと考えることができるのだ。このロフトをラインナップしているメーカー、ブランドが少ないのが残念ではあるが、前述したテーラーメイド、キャロウェイ、タイトリストの他には、ダンロップ『XXIO』シリーズで16.5度の扱いがあるので、フェアウェイウッドに苦手意識を持っている人にはぜひ試してほしい。
最後に、16.5度の4番ウッドを使う際のセッティング例を2パターン紹介する。まずはフェアウェイウッドを万能的に使える16.5度1本のみにする方法。シェフラーがこのパターンだが、フェアウェイウッドの本数を減らすことで、ウェッジを追加したりと苦手をカバーする特別な1本を足すことができる。シャフラーはPWの下に50、56、60度とウェッジを3本入れている。
もう1つのパターンは、10.5度のドライバーの下に16.5度の4番ウッド、21度の7番ウッドを入れるパターン。ウッド3本をつかまりの良いロフトに変えることで、スライサーでも安定して飛距離を出しやすくなる。コルダがこのパターンで、右へのすっぽ抜けをとことん減らしたい上級者にもおすすめだ。(文・田辺直喜)
このように、16.5度は3番ウッドと5番ウッドのデメリットをしっかり払拭した万能クラブと考えることができるのだ。このロフトをラインナップしているメーカー、ブランドが少ないのが残念ではあるが、前述したテーラーメイド、キャロウェイ、タイトリストの他には、ダンロップ『XXIO』シリーズで16.5度の扱いがあるので、フェアウェイウッドに苦手意識を持っている人にはぜひ試してほしい。
最後に、16.5度の4番ウッドを使う際のセッティング例を2パターン紹介する。まずはフェアウェイウッドを万能的に使える16.5度1本のみにする方法。シェフラーがこのパターンだが、フェアウェイウッドの本数を減らすことで、ウェッジを追加したりと苦手をカバーする特別な1本を足すことができる。シャフラーはPWの下に50、56、60度とウェッジを3本入れている。
もう1つのパターンは、10.5度のドライバーの下に16.5度の4番ウッド、21度の7番ウッドを入れるパターン。ウッド3本をつかまりの良いロフトに変えることで、スライサーでも安定して飛距離を出しやすくなる。コルダがこのパターンで、右へのすっぽ抜けをとことん減らしたい上級者にもおすすめだ。(文・田辺直喜)