JGTOツアー
国内男子
日本プロゴルフ選手権大会
日程 2022年8月4日-8月7日賞金総額 ¥150,000,000
TV/ネット放送予定「ゴルフが自分を変えてくれた」 ツアーデビューを果たした2世プロ・池内慧の戦い「今度は自力で出たい」
「ゴルフが自分を変えてくれた」 ツアーデビューを果たした2世プロ・池内慧の戦い「今度は自力で出たい」
所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka
配信日時: 2022年7月6日 23時00分
「昔は、勉強は好きじゃなかったですし、サッカーやバスケボールとかやっていましたが、一生懸命やっていなかったですね」。白い小さなボールを思い通り打つことはそう簡単ではない。うまくいかないことに逆にのめり込んだ。練習場の掃除をする代わりにボールを打たせてもらうなど、高校時代はほぼ毎日ボールを打って過ごした。
■プロテスト合格で人生初の達成感を味わう
高校3年時に競技にも出場するようになる。「初めて出た群馬県ジュニアで、まぐれで優勝しちゃって関東ジュニアに出たんです。それが今回(JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP)みたいなパターン。こんなにうまいやつがいるんだって力の差を感じました」。群馬県ジュニアでベストスコアの「72」をマークして、3日間競技の関東ジュニアにコマを進めた。2日間「83」、「88」とここでも本来の力を出せずに96人中93位で予選敗退に終わっている。
この悔しい経験から「もっと上手くなりたい」とプロの道を意識するようになる。高校卒業後はゴルフ場の研修生になり、25歳のときに5回目のプロテストで合格した。「よっしゃーって。初めて目標を達成した瞬間でした。自分が頑張れば目標達成できるんだと達成感がありました。ゴルフが自分を変えてくれました」。これまでの人生の中で初めて本気で取り組んだゴルフで、1つの結果を残した。
ゴルフの道に進んだことでシニアの大会で父のキャディを務めたり、父が優勝する姿を会場で見る機会もあった。プロテストに合格すると父は“先輩プロ”になった。「親子であり、師匠であり、友達じゃないけどすごく話を分かってもらえる存在です。めちゃくちゃいい関係です」。技術的なことやツアープロとして過ごし方、考え方などを聞いたり、肌で凄さを感じてもいる。父・信治は63歳だが、体調を崩しており、ツアーでバリバリ活躍していたときとは少し違う。「自分がツアーで戦っている姿を見せたいと思っていました」と地方オープンを中心に実戦経験を積んでいるが、思わぬ形でチャンスが巡ってきた。
特別協賛のサトウ食品の佐藤元社長と父が若い頃から親交があることから、慧の主催者推薦が決まった。2日目には父もコースに足を運び、スタート時にはサムアップした右手を高く上げて静かにエールを送った。「ここの舞台に立ってよかったなって思います。ここでやりたくてプロになったわけですから。今回は自分の力出たわけではなくても、経験できたことはすごくよかったと思います。ハードルはいっぱいあると思うけど、ずっとこの舞台に立てるように一生懸命やってもらいたい。チャンスをいただいた佐藤社長をはじめ、サトウ食品様に本当に感謝です」と父は目を細める。
■プロテスト合格で人生初の達成感を味わう
高校3年時に競技にも出場するようになる。「初めて出た群馬県ジュニアで、まぐれで優勝しちゃって関東ジュニアに出たんです。それが今回(JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP)みたいなパターン。こんなにうまいやつがいるんだって力の差を感じました」。群馬県ジュニアでベストスコアの「72」をマークして、3日間競技の関東ジュニアにコマを進めた。2日間「83」、「88」とここでも本来の力を出せずに96人中93位で予選敗退に終わっている。
この悔しい経験から「もっと上手くなりたい」とプロの道を意識するようになる。高校卒業後はゴルフ場の研修生になり、25歳のときに5回目のプロテストで合格した。「よっしゃーって。初めて目標を達成した瞬間でした。自分が頑張れば目標達成できるんだと達成感がありました。ゴルフが自分を変えてくれました」。これまでの人生の中で初めて本気で取り組んだゴルフで、1つの結果を残した。
ゴルフの道に進んだことでシニアの大会で父のキャディを務めたり、父が優勝する姿を会場で見る機会もあった。プロテストに合格すると父は“先輩プロ”になった。「親子であり、師匠であり、友達じゃないけどすごく話を分かってもらえる存在です。めちゃくちゃいい関係です」。技術的なことやツアープロとして過ごし方、考え方などを聞いたり、肌で凄さを感じてもいる。父・信治は63歳だが、体調を崩しており、ツアーでバリバリ活躍していたときとは少し違う。「自分がツアーで戦っている姿を見せたいと思っていました」と地方オープンを中心に実戦経験を積んでいるが、思わぬ形でチャンスが巡ってきた。
特別協賛のサトウ食品の佐藤元社長と父が若い頃から親交があることから、慧の主催者推薦が決まった。2日目には父もコースに足を運び、スタート時にはサムアップした右手を高く上げて静かにエールを送った。「ここの舞台に立ってよかったなって思います。ここでやりたくてプロになったわけですから。今回は自分の力出たわけではなくても、経験できたことはすごくよかったと思います。ハードルはいっぱいあると思うけど、ずっとこの舞台に立てるように一生懸命やってもらいたい。チャンスをいただいた佐藤社長をはじめ、サトウ食品様に本当に感謝です」と父は目を細める。
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