ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介! 今回は「フジサンケイクラシック」が行われている富士桜カントリー倶楽部(山梨県)から。
今年大活躍の岩井ツインズ、どっちが千怜でどっちが明愛?【写真】
練習ラウンドの火曜日。コースの中を歩いていると、見慣れた顔がいた。グローブを手にはめて、ドライバーを持って5番ティに歩いてくる。自分の記憶が正しければ、彼はプロキャディの井野洋輔さんのはず。レギュラーツアーにプレーヤーとして参加? などと頭が混乱していると、もうひとり、井野さんと“同じ顔”がこちらに近づいてきた。
実は井野洋輔さんは一卵性双生児で、今回は弟の井野祐輔がマンデートーナメントを突破して初めてレギュラーツアーに出場するのだ。「QTでは担いだことがあるんですけど、今回は違います」と洋輔さんは弟ではなく、マシュー・グリフィン(オーストラリア)のバッグを担ぐ。練習ラウンドでは外国人選手の組に祐輔が加わったのだ。そして弟の祐輔のクラブを見ると何と左打ち。「一卵性では多いんですよ」と、洋輔さんは右利き、祐輔は左利きで、ペンを持つ手も逆なのだ。
「24歳までは僕のほうが上手かったんですけどね」という洋輔さんはプロキャディの道へ。祐輔はツアープロとしての道を歩んでいる。ゴルフ界には岩井明愛と千怜の姉妹のように双子で活躍しているプロもいるが、プロキャディとプロゴルファーの組み合わせも珍しい。今週の会場では記者と同じように、プロたちからも「?」とちょっとした混乱が起きている。(文・下村耕平)
今年大活躍の岩井ツインズ、どっちが千怜でどっちが明愛?【写真】
練習ラウンドの火曜日。コースの中を歩いていると、見慣れた顔がいた。グローブを手にはめて、ドライバーを持って5番ティに歩いてくる。自分の記憶が正しければ、彼はプロキャディの井野洋輔さんのはず。レギュラーツアーにプレーヤーとして参加? などと頭が混乱していると、もうひとり、井野さんと“同じ顔”がこちらに近づいてきた。
実は井野洋輔さんは一卵性双生児で、今回は弟の井野祐輔がマンデートーナメントを突破して初めてレギュラーツアーに出場するのだ。「QTでは担いだことがあるんですけど、今回は違います」と洋輔さんは弟ではなく、マシュー・グリフィン(オーストラリア)のバッグを担ぐ。練習ラウンドでは外国人選手の組に祐輔が加わったのだ。そして弟の祐輔のクラブを見ると何と左打ち。「一卵性では多いんですよ」と、洋輔さんは右利き、祐輔は左利きで、ペンを持つ手も逆なのだ。
「24歳までは僕のほうが上手かったんですけどね」という洋輔さんはプロキャディの道へ。祐輔はツアープロとしての道を歩んでいる。ゴルフ界には岩井明愛と千怜の姉妹のように双子で活躍しているプロもいるが、プロキャディとプロゴルファーの組み合わせも珍しい。今週の会場では記者と同じように、プロたちからも「?」とちょっとした混乱が起きている。(文・下村耕平)