＜フジサンケイクラシック　3日目◇3日◇富士桜カントリー倶楽部（山梨県）◇7541ヤード・パー71＞

2日に行われた「フジサンケイクラシック」の第2ラウンドは降雨中断の影響もあって、18組51名がホールアウトできずに日没サスペンデッドに。きょうの午前8時37分に第2ラウンドが終了し、カットラインはトータル3オーバー。前週初優勝を挙げたばかりのルーキー・河本力は、きのう最後にプレーした15番パー5の2打目でアゴに近いバンカーに入り、トリプルボギーで一気に後退。今朝はトータル3オーバーから残り3ホールをプレーしたが、2つのボギーを打って、トータル5オーバーで予選落ちした。

親友の石川航と抱き合い、涙する河本力【写真】

中学2年生から河本を見てきたキャロウェイのアマチュア＆ツアー担当の小島豊彦氏や両親からは「勝った翌週の予選落ちが一番よくない」と発破をかけられ、初日は4アンダー・7位と好発進を決めながらの予選落ち。きのうコースを引きあげた時点では「ちゃんと予選を通過できるように頑張りたい」と話していた。

河本を含め、金曜日に午後組でスタートした選手たちは、降雨によるコンディション不良で121分間の中断を余儀なくされた。「（中断後に）再開してボギー、ボギーで、すごい寒くて身体も動かないというか、それは言い訳になっちゃうんですけど、ボールも濡れていてフェアウェイに行っても難しいコンディションだった。必死にボギーという感じ」と、スコアを守れずにズルズルと後退した。

きょうは雨が上がったなかでの残りの3ホールで、スコアを落とさなければ予選通過できる状況だったが、きのうの流れを変えられないまま2ボギー。結局、第2ラウンドはバーディなしの1トリプルボギー・6ボギーの「80」を叩いた。