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ツアー4勝で歴代覇者の父越えを目指して 泉川メイソンが予選会1位通過でツアーデビューへ

ツアー4勝で歴代覇者の父越えを目指して 泉川メイソンが予選会1位通過でツアーデビューへ

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年9月14日 08時10分

「最初は優しかったのですが、『プロを目指す』というと途端に厳しくなりました(笑)」。プロの道が厳しいことは自身がよく知っていることもあり、指導に熱が入った。「親子だと違う感情が入ってしまう」と中学卒業後は、現役時代ピートが属していた青木功を筆頭とする青木ファミリーの番頭格である海老原清治の門をたたく。通信制の高校に入学して千葉県の我孫子ゴルフ倶楽部の研修生となって腕を磨いた。

研修生になって3年でプロテストに合格。その知らせを受けた父は褒めることなく「やっとスタート地点に立っただけだ」と発破をかけた。しかし、その後はツアーの出場権をかけた予選会では成績を残せず、レギュラーどころか下部ツアーの出場の道も遠かった。昨年、今大会のマンデーでは「79」の大たたき。「ここまでは(プロの世界は)厳しいと感じています」と父の言葉どおりと話す。

身長164センチと大柄ではないが、ドライバーの飛距離は290ヤードでパッティングを得意とする。沖縄育ちということもあり、「父からは風が吹いたときの球の操作の仕方を教わりました」と風の日を得意とする。マンデーは強風が吹き、1年の成長を見せつける形でトップ通過を果たした。

本戦出場を父に報告すると「俺も勝っているから、勝っちゃえばいいじゃん」とエールを送られたが、「初めてなんで…段階を踏んで…まずは予選突破」と謙虚に話すが、「推薦でマンデーに出させてもらって、オヤジが勝った試合でツアーデビューするというのは、もっているのかなと思います(笑)」と内心は大きなチャンスをつかむ気持ちもある。

レギュラーツアーの試合を親子で制した例は過去に“ゴルフ界のドン”と呼ばれた杉原輝雄と息子の敏一の一例のみ。メイソンの将来の目標は「父を越えたい。ツアー5勝以上」。見つめるのは今季3勝を挙げ、ツアー通算5勝目を挙げた同郷の先輩であり、身長158センチの比嘉一貴だ。中学時代に一度ラウンドしたことがあり「当時から別格でした」と雲の上の存在だったが、「今はもっとすごくなっています。僕も頑張り次第では可能性はなくはないと思っています」と大きな刺激を受けている。

ゴルフのモットーは「一言でいえば平常心」。バーディやボギーにも一喜一憂せずに「ロボットみたいなプレーをしたい。落ち込むだけ損だと思いますから」。平常心の敵はデビュー戦という緊張になりそうだ。

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