<パナソニックオープン 最終日◇25日◇小野東洋ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7113ヤード・パー72>
男子ゴルフ界にまた新星が現れた。東北福祉大4年の蝉川泰果(せみかわ・たいが)が最終日に「66」をマークし、昨年大会の中島啓太に続くツアー史上6人目のアマチュア優勝を果たした。
中島啓太とハグで喜びを分かち合う蝉川泰果【写真】
前半ではプレッシャーもあり、1アンダーと伸ばしあぐねて首位の座から陥落した。今年はレギュラーツアー「関西オープン」の予選ラウンドを首位で通過するも、決勝ラウンドで崩れて17位。フランスで行われた「世界アマ」では5打差を逆転された。「今日ももしかしたら」。“惜敗”という2文字が頭をよぎった。
しかし、後半からの蝉川は圧巻だった。まずは10番で1つ伸ばすと、13番からは怒とうの5連続バーディを奪取。後続と2打差の単独トップに躍り出た。最終18番ではパーパットを外して思わず苦笑いも、続くウィニングパットを大事に沈めた。おさえきれない大粒の涙がほほを伝った。
アマチュアによる2大会連続勝利は史上初の快挙だ。「(中島)啓太の存在は僕の中で本当に大きい。いつか追い越したいという思いがあったなかで、啓太が勝った大会で優勝できてすごくうれしいです」。世界アマランキング1位にも上り詰めたライバルの存在が、蝉川をより高みに押し上げた。
男子ゴルフ界にまた新星が現れた。東北福祉大4年の蝉川泰果(せみかわ・たいが)が最終日に「66」をマークし、昨年大会の中島啓太に続くツアー史上6人目のアマチュア優勝を果たした。
中島啓太とハグで喜びを分かち合う蝉川泰果【写真】
前半ではプレッシャーもあり、1アンダーと伸ばしあぐねて首位の座から陥落した。今年はレギュラーツアー「関西オープン」の予選ラウンドを首位で通過するも、決勝ラウンドで崩れて17位。フランスで行われた「世界アマ」では5打差を逆転された。「今日ももしかしたら」。“惜敗”という2文字が頭をよぎった。
しかし、後半からの蝉川は圧巻だった。まずは10番で1つ伸ばすと、13番からは怒とうの5連続バーディを奪取。後続と2打差の単独トップに躍り出た。最終18番ではパーパットを外して思わず苦笑いも、続くウィニングパットを大事に沈めた。おさえきれない大粒の涙がほほを伝った。
アマチュアによる2大会連続勝利は史上初の快挙だ。「(中島)啓太の存在は僕の中で本当に大きい。いつか追い越したいという思いがあったなかで、啓太が勝った大会で優勝できてすごくうれしいです」。世界アマランキング1位にも上り詰めたライバルの存在が、蝉川をより高みに押し上げた。