＜バンテリン東海クラシック　2日目◇30日◇三好カントリー倶楽部 西コース（愛知県）◇7300ヤード・パー71＞

ツアールーキーながら「Sansan KBCオーガスタ」で初優勝を遂げている河本力は、この日5バーディ・1ボギーの「67」で回り、トータル6アンダーで5位タイと首位戦線に浮上した。今季2勝目に向けて好位置で週末を迎えるが、今日のラウンドには悔いが残った。

河本力は金メダリスト超えのスイングスピードを披露【動画】

1番からスタートした河本はいきなりバーディ発進。3番、8番でもバーディを奪って3つ伸ばすと、後半は10番でボギーとするも、その後2つのバーディを奪った。「今日はショットがすごくよかっただけに、パッティングの下手さが目立ちすぎて。最後の方はフラストレーションが（たまって）もう…」と、2日連続で30パットとグリーン上で苦しんだ。

この日「63」で回り首位に立った桂川有人は、河本の一つ後ろの組。「後ろから聞こえてくる『うおお』って歓声がすごくて。（リーダー）ボードも見えていて、桂川さんがいいプレーしていました。僕もいいショットを打っていたので、パットが入らなくてすごく悔しいです」。いいストロークで狙ったところにボールは打ち出せているが、なかなかカップに沈まない。「グリーンが読めていないんですね」とリーディングが一番の課題と挙げた。

今大会は第3ラウンド終了後に、飛距離自慢によるドライビングコンテストを行う。今季326.58ヤードでツアー1の平均飛距離を誇る河本は、大会とドラコンの二冠が期待されるが、「結果を出してナンボの世界なので。いいスコアで上がれるようにショットもパットもしっかりと」とドラコンよりも今季2勝目を欲している。