16番パー3では4メートルのバーディパットを沈めて、気持ちのこもったガッツポーズが出る。17番パー5でも2オンに成功してイーグル逃しのバーディ。2打目を入れればプレーオフに進める可能性もあった18番パー4では、右奥のピンに対して攻めて奥にこぼしたが、最後まで優勝をあきらめない姿勢を見せた。

終盤の攻めにより1日6個のバーディはクリアした。攻めなければいけない状況で「残り3ホールで2つバーディを獲れたのはよかった」と納得する。「今シーズンの僕の出来からすれば、だいぶ調子が上がってきたと思いますし、やりたいことができるようになってきました。今後初優勝に向けてがんばりたいです」。今シーズンは、桂川有人や大西魁斗、河本力ら大岩より下の世代が初優勝を遂げている。20代Vの流れに乗るためにも、手応えをつかむには十分な4日間となった。

※バーディやパーなどをポイント換算して総合点を競う。アルバトロス＝8ポイント、イーグル＝5ポイント、バーディ＝2ポイント、パー＝0ポイント、ボギー＝マイナス1ポイント、ダブルボギー以上＝マイナス3ポイントとなる。各ホールでダブルボギー以上が確定した時点で、ボールをピックアップすることも可能。