＜東建ホームメイトカップ　初日＞◇12日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(7,081ヤード・パー71)

　三重県にある東建多度カントリークラブ・名古屋を舞台に開幕した、国内男子ツアー「東建ホームメイトカップ」の初日。昨年のチャレンジツアー賞金王の額賀辰徳が、8バーディ・1ボギーの“64”をマーク。2位に1打差をつけ単独首位に立った。

国内男子ツアー特集2012！

　この日はアイアンショットが冴えた。2番でバーディを奪うと、4番パー5では残り218ヤードのセカンドを4番アイアンで2.5メートルにつける。イーグルこそならなかったが、楽々バーディとすると、7番から10番まですべて3メートル以内につけて4連続バーディを奪取。11番で唯一のボギーを叩くも、13番パー3では8番アイアンで50センチにつけバーディ。17番パー5でもスコアを1つ伸ばして初日を終えた。

　好調の要因はアイアンのバランスとシャフトを変えたこと。オフにスイング改造を行い、それにあわせて今までよりもバランスを重くして、力の抜いたスイングを心がけた。昨日は雨のためマットの上から練習を行ったが、手ごたえを感じたということで、ぶっつけ本番でこのアイアンを試したことが功を奏した。

　ツアー屈指の飛ばし屋の額賀は、これまでそのパワーを活かして力づくで飛ばしてきた。だが、飛距離を求めても結果が出ない。その反省を踏まえ、オフの間みっちりとスイング改造を行い、球がバラつかない安定感を求め続けた。この日は徐々にその成果が表れだした。