18番で先に打った比嘉はティショットを右に曲げる。続いて打った蝉川はフェアウェイど真ん中。2打目はグリーン奥のバンカーにつかまり、3打目はオーバーしてカラーまで転がったが、パーパットはカップに沈めると大きなガッツポーズを見せた。

比嘉の追い上げにも「プレッシャーというのは自分自身感じていなかったけど、いいプレーをしたいということにずっと集中していた。なかなかいいプレーができない」と思いながらもコーチやトレーナー、キャディ、ギャラリーの支えを力に変えて「なんとか勝てた」と笑顔を見せた。

歴史的快挙でのアマ2勝目。「今までアマチュアが1勝しかしたことがない中で、自分が2勝目を初めてできたのはすごく嬉しく思います」。まもなくプロ転向する予定だが「見ていて面白いとか、すごいなって思ってもらえるプレーをできるように、タイガー・ウッズみたいな選手になれるようにがんばりたい」と話した。