後半に入って、バーディがなかなか来なくなった蝉川を尻目に14番、15番を連続バーティとして詰め寄ると、17番で蝉川がボギーをたたく。最終ホールのティイングエリアに立ったところで2打差に。バーディ、ボギーで追いつくところまできた。ところが、比嘉はティショットを右のカート道に曲げてラフにドロップ。セカンドショットは乗ったものの、長いバーディパットは入らず、大逆転とはならなかった。
「積極性に必要な自信というか、ロングゲームの上手さは蝉川選手が僕よりも全然上だった。ロングゲームで自信の差が出てしまった。歴史的な快挙に見合う素晴らしいプレーを蝉川選手はした。本当にすごいプレーでしたね」とドライバーを積極的に振り続けた勝者を讃える。
勝負所でピンを攻めきれなかった自分と比較し、「思いっきりの良さは、僕のほうが学ぶことは多かった」とまでいう。それでも「ナショナルオープンの場でプロが勝つことが威厳だと思っていた」とアマチュアに勝たれてしまった無念の気持ちもある。
蝉川がアマチュアのため、優勝賞金の4200万円は比嘉に加算される。これで獲得賞金は1億3400万円を超え、2位の桂川有人に5000万円以上の差をつけたが、「いまは賞金ランキングのことはあんまり頭にはない」と負けた悔しさが比嘉を覆い尽くす。「まだ残っている試合でしっかり切り替えて、自分のベスト尽くせば良いなと思います」と静かに誓った。
「積極性に必要な自信というか、ロングゲームの上手さは蝉川選手が僕よりも全然上だった。ロングゲームで自信の差が出てしまった。歴史的な快挙に見合う素晴らしいプレーを蝉川選手はした。本当にすごいプレーでしたね」とドライバーを積極的に振り続けた勝者を讃える。
勝負所でピンを攻めきれなかった自分と比較し、「思いっきりの良さは、僕のほうが学ぶことは多かった」とまでいう。それでも「ナショナルオープンの場でプロが勝つことが威厳だと思っていた」とアマチュアに勝たれてしまった無念の気持ちもある。
蝉川がアマチュアのため、優勝賞金の4200万円は比嘉に加算される。これで獲得賞金は1億3400万円を超え、2位の桂川有人に5000万円以上の差をつけたが、「いまは賞金ランキングのことはあんまり頭にはない」と負けた悔しさが比嘉を覆い尽くす。「まだ残っている試合でしっかり切り替えて、自分のベスト尽くせば良いなと思います」と静かに誓った。