「アマチュアの僕がいうのは本当におこがましいんですけど」と前置きした上で、「(国内では)野球やサッカーが盛り上がっていて、ゴルフをそれに勝つくらいの競技にしていきたい。JGTO選手がスポット参戦でPGA選手と互角にやり合っている姿をギャラリーの方が見たら、あの選手を観たいと盛り上がってくれるんじゃないかと思う。そうすることで男子ツアーの起爆剤になれればなというのが一番です」
かつては青木功、尾崎将司、中嶋常幸といったAONの活躍や、“ハニカミ王子”こと石川遼の出現で盛り上がっていた国内男子ツアーも、人気と実力のある松山英樹が米ツアーを主戦場としていることもあって、現在は人気が低迷。「僕が小さい頃、遼くんだったり、松山さんだったり、藤田(寛之)さんを観にいったとき、いまのギャラリーの倍くらいの人数がいた」。自分が日本でプレーし続けることで、その光景を取り戻したいと、21歳は真剣に考えているのだ。
また、蝉川は「日本ツアーでいっぱい学ぶことがある」ともいう。30歳で米ツアー参戦としたのは、「僕自身がゴルファーとして気持ちもスキルもピークに来るのが30歳だと思う。英語の勉強も向こうに行くには必要なこと。本当に時間をかけてしっかりやっていくほうがいいと考えている」のが理由。できるだけ早くレベルの高い米ツアーの環境に揉まれて成長したいと考えるのが一般的だが、「僕のなかでは全然遅くない」と話す。
もし蝉川が2つの夢を達成したなら…日本で毎週プレーが観られるグランドスラマーが誕生する。確かにそんな選手がいたら、野球やサッカーに勝てるかもしれない。
かつては青木功、尾崎将司、中嶋常幸といったAONの活躍や、“ハニカミ王子”こと石川遼の出現で盛り上がっていた国内男子ツアーも、人気と実力のある松山英樹が米ツアーを主戦場としていることもあって、現在は人気が低迷。「僕が小さい頃、遼くんだったり、松山さんだったり、藤田(寛之)さんを観にいったとき、いまのギャラリーの倍くらいの人数がいた」。自分が日本でプレーし続けることで、その光景を取り戻したいと、21歳は真剣に考えているのだ。
また、蝉川は「日本ツアーでいっぱい学ぶことがある」ともいう。30歳で米ツアー参戦としたのは、「僕自身がゴルファーとして気持ちもスキルもピークに来るのが30歳だと思う。英語の勉強も向こうに行くには必要なこと。本当に時間をかけてしっかりやっていくほうがいいと考えている」のが理由。できるだけ早くレベルの高い米ツアーの環境に揉まれて成長したいと考えるのが一般的だが、「僕のなかでは全然遅くない」と話す。
もし蝉川が2つの夢を達成したなら…日本で毎週プレーが観られるグランドスラマーが誕生する。確かにそんな選手がいたら、野球やサッカーに勝てるかもしれない。