ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介! 今回は「日本オープン」が行われた三甲ゴルフ倶楽部 ジャパンコース(兵庫県)から。
日本オープンでの飛距離は2位! 蝉川泰果のドライバーショット【連続写真】
先週の日本オープンでは、蝉川泰果選手が1927年の第一回大会以来、95年ぶりのアマチュア優勝を成し遂げました。ドライバーの飛距離と安定感もさることながら、高い球で常にピンを攻めていくアイアンの精度も際立っていました。気になったのは、実測200ヤード前後のパー3でティアップしないで好ショットを連発していたこと。ゴルファー心理からすると、長いパー3でティアップしないとミスが増えそう…。
「日本オープンではあれだけの硬いグリーンで、あれだけの傾斜にピンが切ってあって、ティアップするとスピンが減っちゃうので。だから自分はティアップしないで(スピンをかけて)球を吹かして、なるべく高い球で止めるように心がけました」
硬くて止まりにくいグリーンだったからこそ、あえてティアップしなかったわけです。でも、「ティアップしないホールがほとんどでしたけど、一回ティアップしました」と、例外もあったようです。「最終日の13番(実測217ヤード)は、吹かして止まるような硬さじゃないし、手前が気持ち悪かったので、奥のラフまでぶっ飛ばす方がいいかなと。運良く当たりが薄ければ止まってくれるかなと思って打ちました」。
最終日の13番はフロントエッジから14ヤードの奥めのピン位置。蝉川選手の打ったボールはピンの少し奥に着弾し、その言葉通り奥のラフへ。2打目のアプローチを1メートルに寄せてパーで切り抜けました。4つのパー3のうち、最終日に一番距離が長かった13番でだけ、ティアップする機転で、上手く切り抜けたのでした。
日本オープンでの飛距離は2位! 蝉川泰果のドライバーショット【連続写真】
先週の日本オープンでは、蝉川泰果選手が1927年の第一回大会以来、95年ぶりのアマチュア優勝を成し遂げました。ドライバーの飛距離と安定感もさることながら、高い球で常にピンを攻めていくアイアンの精度も際立っていました。気になったのは、実測200ヤード前後のパー3でティアップしないで好ショットを連発していたこと。ゴルファー心理からすると、長いパー3でティアップしないとミスが増えそう…。
「日本オープンではあれだけの硬いグリーンで、あれだけの傾斜にピンが切ってあって、ティアップするとスピンが減っちゃうので。だから自分はティアップしないで(スピンをかけて)球を吹かして、なるべく高い球で止めるように心がけました」
硬くて止まりにくいグリーンだったからこそ、あえてティアップしなかったわけです。でも、「ティアップしないホールがほとんどでしたけど、一回ティアップしました」と、例外もあったようです。「最終日の13番(実測217ヤード)は、吹かして止まるような硬さじゃないし、手前が気持ち悪かったので、奥のラフまでぶっ飛ばす方がいいかなと。運良く当たりが薄ければ止まってくれるかなと思って打ちました」。
最終日の13番はフロントエッジから14ヤードの奥めのピン位置。蝉川選手の打ったボールはピンの少し奥に着弾し、その言葉通り奥のラフへ。2打目のアプローチを1メートルに寄せてパーで切り抜けました。4つのパー3のうち、最終日に一番距離が長かった13番でだけ、ティアップする機転で、上手く切り抜けたのでした。