「あれはジョーンズさん(JGAナショナルチームヘッドコーチ)に教わった打ち方で、パターよりもロフトがある3番アイアンのほうが、出だしの傾斜を少し消せるという意図があります」と蝉川は説明する。グリーン周りでは状況によって、56度、60度のウェッジ、そして「ペタペタなフェアウェイからカップを狙うときに使う」というロフト18度の3番アイアンの3本を使い分けている。
また、「あれは6セット目か7セット目。めちゃくちゃ自分にフィットして打感も顔も良いですね」と気に入って長く使い続けているアイアンは、マッスルバックの『BLUEPRINT』。日本オープンでは切れ味鋭いアイアンショットを連発し、プロたちが手を焼く硬いグリーンでも多くのバーディチャンスを作り出した。
塩谷氏は「彼はピンしか狙っていかないので、球の高さとタテ距離を重要視しています。以前は中空の『i500』を使っていたのですが、スピンが少なくて試合になると飛びすぎてしまっていた。『BLUEPRINT』にしてからスピンが入って、タテ距離をシビアにコントロールできるようになりましたね」と話す。
■パターは浅めのミーリングで硬めの打感に
そしてグリーン上では、ピン型のノンインサートの削り出しパター、『PLDミルド ANSER』を使う。「硬めの打感が好きなので、(フェースの)ミーリングを浅めにしています。なおかつ両サイドにタングステンを入れることで、芯を外したときにも真っすぐいくパターを作ってもらいました」。ノンインサートのパターは、フェースのミーリングを深くするとソフトな打感になる。市販品のミーリングは深めだが、蝉川はあえて浅くして、硬い打感にしているのだ。
「音と打感がしっかりするようにミーリングを浅めにしています。その方が出球のスピードとタッチがしっくりくるようです」と塩谷氏。続けて「シャフトはスチールより少し軽いカーボンを挿しています。カーボンのほうがフィーリングが良いみたいで、人によってはスチールよりも硬いと感じる人もいるかもしれません」という。ピンの直営店では、市販品とは違うカスタムも可能。蝉川のドライバーを使いこなすのは無理でも、パターの硬めの打感は手に入れることができる。(文・下村耕平)
また、「あれは6セット目か7セット目。めちゃくちゃ自分にフィットして打感も顔も良いですね」と気に入って長く使い続けているアイアンは、マッスルバックの『BLUEPRINT』。日本オープンでは切れ味鋭いアイアンショットを連発し、プロたちが手を焼く硬いグリーンでも多くのバーディチャンスを作り出した。
塩谷氏は「彼はピンしか狙っていかないので、球の高さとタテ距離を重要視しています。以前は中空の『i500』を使っていたのですが、スピンが少なくて試合になると飛びすぎてしまっていた。『BLUEPRINT』にしてからスピンが入って、タテ距離をシビアにコントロールできるようになりましたね」と話す。
■パターは浅めのミーリングで硬めの打感に
そしてグリーン上では、ピン型のノンインサートの削り出しパター、『PLDミルド ANSER』を使う。「硬めの打感が好きなので、(フェースの)ミーリングを浅めにしています。なおかつ両サイドにタングステンを入れることで、芯を外したときにも真っすぐいくパターを作ってもらいました」。ノンインサートのパターは、フェースのミーリングを深くするとソフトな打感になる。市販品のミーリングは深めだが、蝉川はあえて浅くして、硬い打感にしているのだ。
「音と打感がしっかりするようにミーリングを浅めにしています。その方が出球のスピードとタッチがしっくりくるようです」と塩谷氏。続けて「シャフトはスチールより少し軽いカーボンを挿しています。カーボンのほうがフィーリングが良いみたいで、人によってはスチールよりも硬いと感じる人もいるかもしれません」という。ピンの直営店では、市販品とは違うカスタムも可能。蝉川のドライバーを使いこなすのは無理でも、パターの硬めの打感は手に入れることができる。(文・下村耕平)