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「はじめは飛ばなかった」青木翔コーチが蝉川泰果に言い続けた“振り切る”教え

「はじめは飛ばなかった」青木翔コーチが蝉川泰果に言い続けた“振り切る”教え

配信日時:2022年11月2日 12時40分

「マキロイの4番アイアンは衝撃的でした。アメリカに行きたいと思うんだったら高い球を打つしかない。結局どんなホールでもバーディを獲らないといけない。例えば、最終18番が490ヤードくらいのパー4だとして、アゲンストでセカンドは4番アイアンを持ったとします。1打ビハインドだから行くしかない。でも『4番アイアンでは止まりません』では話にならない。そこで相手をしとめる武器がない。僕は基本的にそういう考えを持って選手に話しています」

日本で戦うだけなら330ヤードのドライバーも4番アイアンでビタッと止まる高い球も必要ない。しかし世界で戦うなら「日本の狭いコースでもドライバーを振りちぎってフェアウェイに打てないといけない。飛ばして曲がってもラフから上手ければ問題ない」と青木氏は考えている。

「いまの泰果とか河本力くんの世代はすごくいい選手がそろっています。これから向こう(米国)に行って、非凡のなかの非凡の集まりのなかに入って、自分を見失わずにやれるか。ここから先、男子が世界で戦えるかどうかがかかっていると思います」。近い将来、“振り切る”教えのもとに育った新世代の選手たちが、その成果を見せてくれるだろう。

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