＜ダンロップフェニックス　初日◇17日◇フェニックスカントリークラブ（宮崎県）◇7042ヤード・パー71＞

前週石川遼にプレーオフで敗れ、悔しい思いをした星野陸也が燃えている。この日は7バーディ・2ボギーの「66」をマークして首位と1打差の3位タイで滑り出した。「今週はリベンジしたい」と頂点を狙う。

インパクト音もすごいです　ミト・ペレイラのド迫力スイング【写真】

インの10番から出た星野はいきなりボギー発進となったが、11番パー3で3.5メートルを沈めてバウンスバック。「すぐにバーディが獲れたので、気持ちの切り替えも早くできて、そのあとのバーディにつながった」。13番以降はパットが打ちやすい上りのラインにつけて、6つのバーディを奪った。

「ミトさんも伸ばしていたので、自分もなんとか伸ばせてよかったと思います」。同組で回った招待選手のミト・ペレイラ（チリ）の存在も大きい。この日「65」をマークして首位タイ発進と星野を引っ張った。「PGAツアーでプレーしている選手で、ショットの精度もすごい」と羨望（せんぼう）のまなざしで見つめるが、先月国内で行われたPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」でも同組で回り、親睦を深めていた。

ラウンド中に「茨城（県）の県庁所在地は水戸（市）で、俺の家は近いっていったら笑っていました」。茨城県笠間市出身の星野は、ペレイラのファーストネームと県庁の水戸（みと）が同じだ、と親しみを込めて教えた。「話していてもいい人ですし、楽しく2日間回りたい」とあすも同組でしのぎを削る。優勝争いは“ミト対決”になるかもしれない。