■伊澤利光の年間最多獲得賞金の更新も視野
シーズン4勝目を挙げた比嘉は、ここまでの獲得賞金は1億7914万円余りで2億円越えの可能性も出てきた。国内男子ではジャンボ尾崎(1994年、96年)、伊澤利光(2001年)、松山英樹(2013年)、池田勇太(2016年)の4人が果たしており、比嘉には史上5人目の記録がかかる。また、年間最多獲得賞金は01年に伊澤が記録した2億1793万4583円で、これを更新する可能性も残す。
さらに国内男子ツアーは海外メジャーも獲得賞金に加算する仕組みになっている。今季比嘉は、全英オープンに出場したが予選落ちに終わり、獲得賞金はゼロ。純粋に国内での獲得賞金だけとなる。伊沢、松山、池田はいずれも海外メジャーの賞金を加算しての2億超え。国内だけで2億円突破となればジャンボ尾崎以来、2人目となる。
■年間6勝なら1996年のジャンボ尾崎以来の快挙
年間勝利数にも注目したい。日本ゴルフツアー機構(JGTO)が発足した1999年以降、年間最多勝は2000年の片山晋呉、01年の伊澤、15年の金庚泰の5勝が最高。残り2試合で比嘉が1勝でも挙げればこの記録に並ぶ。また、年間6勝以上となれば、JGTO発足以降では初だが、日本プロゴルフ協会(PGA)が主管していた時代の1996年に8勝を挙げたジャンボ尾崎以来の快挙となる。
比嘉は「三井住友VISA太平洋マスターズ」から残り4戦で「2勝したい」と話しており、今回の優勝直後も「もっと勝ちたい」と勝利にどん欲な姿勢を見せているだけに、数々の記録達成に注目したい。身長158センチの比嘉が賞金王となれば、歴代賞金王の中では最小身長となるが、それ以外にも歴史に名前を残す可能性がある。まさに“小さな巨人”である。(文・小高拓)
シーズン4勝目を挙げた比嘉は、ここまでの獲得賞金は1億7914万円余りで2億円越えの可能性も出てきた。国内男子ではジャンボ尾崎(1994年、96年)、伊澤利光(2001年)、松山英樹(2013年)、池田勇太(2016年)の4人が果たしており、比嘉には史上5人目の記録がかかる。また、年間最多獲得賞金は01年に伊澤が記録した2億1793万4583円で、これを更新する可能性も残す。
さらに国内男子ツアーは海外メジャーも獲得賞金に加算する仕組みになっている。今季比嘉は、全英オープンに出場したが予選落ちに終わり、獲得賞金はゼロ。純粋に国内での獲得賞金だけとなる。伊沢、松山、池田はいずれも海外メジャーの賞金を加算しての2億超え。国内だけで2億円突破となればジャンボ尾崎以来、2人目となる。
■年間6勝なら1996年のジャンボ尾崎以来の快挙
年間勝利数にも注目したい。日本ゴルフツアー機構(JGTO)が発足した1999年以降、年間最多勝は2000年の片山晋呉、01年の伊澤、15年の金庚泰の5勝が最高。残り2試合で比嘉が1勝でも挙げればこの記録に並ぶ。また、年間6勝以上となれば、JGTO発足以降では初だが、日本プロゴルフ協会(PGA)が主管していた時代の1996年に8勝を挙げたジャンボ尾崎以来の快挙となる。
比嘉は「三井住友VISA太平洋マスターズ」から残り4戦で「2勝したい」と話しており、今回の優勝直後も「もっと勝ちたい」と勝利にどん欲な姿勢を見せているだけに、数々の記録達成に注目したい。身長158センチの比嘉が賞金王となれば、歴代賞金王の中では最小身長となるが、それ以外にも歴史に名前を残す可能性がある。まさに“小さな巨人”である。(文・小高拓)