＜カシオワールドオープン　事前情報◇23日◇Kochi黒潮カントリークラブ（高知県）◇7335ヤード・パー72＞

国内男子ツアーは次週の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」が最終戦となるが、今季優勝者ら30人しか出場できない。今週の“高知決戦”が事実上の最終戦で、来季の出場権をかけた賞金シード争いが決着する。ツアー7勝を誇る今野康晴を伯父に持つプロ5年目の今野大喜は、賞金ランキング87位から逆転初シードを狙う。

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昨年は賞金ランキング78位でこの大会を迎え、予選を単独2位で通過。逆転シード入りも狙えたが、決勝ラウンドでスコアを落として、順位を上げることはできなかった。「今年も昨年と同じ立場です。（コースが）合っているかは分からないですが、グリーン上とか意外と難しいので、ボギーを打たないように頑張りたい」と意気込む。

今季は「中日クラウンズ」5位タイなどトップ10入り2回。賞金ランキング87位に甘んじているが、優勝争いに加わる回数も多くなり、経験値は増えている。「いろいろとゴルフに対して考えることが多かったけど、自分の中で探り探りやった結果が今。昨年よりもモヤモヤした気持ちはないので、今週は楽しみですね」。昨年のリベンジを狙う。

大会前日にはうれしいプレゼントも届いた。今年の国内男子ツアーでは、「ダンロップフェニックス」終了時点で23試合中19回のエースが生まれている。尾崎慶輔は「ミズノオープン」と「日本ゴルフツアー選手権」で2002年の菊池純以来、史上2人目の2週連続ホールインワン。また、「HEIWA・PGM選手権」では第1ラウンドに今野、第3ラウンドに木下裕太がエースを達成した。この三人の共通点が、ヨネックスの『CB301』を使用していたことだ。それを記念してヨネックスでは、ホールインワンを達成した使用番手を金メッキで仕上げた記念クラブをそれぞれに贈呈した。