2位の星野陸也に約6700万円の大差をつけて2022年シーズンの賞金王に輝いた比嘉一貴。いつも淡々とした口調でネガティブなことをあまり言わない比嘉だが、シーズンを終えたことで、シーズン中に感じた2つの苦しみを明かした。
賞金王戴冠を影で支えたキャディとの一枚【写真】
1つめは蝉川泰果の95年ぶりのアマチュア優勝に沸いた10月の「日本オープン」。最終日は6打差で独走する蝉川を追いかけてスタートした比嘉だが、トータル10アンダーの蝉川に2打届かず、単独2位に終わった。「蝉川選手と最終日最終組で回っていて、プロとして意地を見せることができなかったし、勝ちきれなかった。このタイトルを守れなかったというか申し訳なさがあった」という。
翌週は「HEIWA・PGMチャンピオンシップ」に出場したが、「精神的に参ってしまって、なかなかみんなに顔を合わせることができないと思って、いつも月曜日には入って火曜日から練習していたんですけど、初めて水曜日に現地に入りました。月曜日、火曜日に家から出ることができなかった」と、人知れず苦しんでいた。
そして2つ目は賞金王争い。6月の「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」で賞金ランキングトップに立ってから、ずっと1位を守り続けてきたが、HEIWA・PGMチャンピオンシップでは星野が優勝して比嘉に迫ってきた。「ここで逆転されたらという恐怖は常々あって、陸也(星野)の調子がいいのは知っていたので、いつ抜かれるんじゃないかっていう焦りがあった。初めて体験するストレスで、内蔵やいろんなところにストレスがかかったのか、何を食べても腹を壊したりとか、次の日まで胃もたれが残ったり」と、体調を崩すほどプレッシャーを感じていた。
最終戦を前に賞金王を決めたが、「いまも自分がキープしたい体重より4キロくらい減っちゃっている。食欲も落ちて、体は痛いところはないんですけど、精神的な面で全然まだまだ。それがよくわかった1年」と振り返る。そして、「それで1年できたのは自分のなかで成長できた部分もある。また来年も楽しみだなと思っています」と話す。
賞金王戴冠を影で支えたキャディとの一枚【写真】
1つめは蝉川泰果の95年ぶりのアマチュア優勝に沸いた10月の「日本オープン」。最終日は6打差で独走する蝉川を追いかけてスタートした比嘉だが、トータル10アンダーの蝉川に2打届かず、単独2位に終わった。「蝉川選手と最終日最終組で回っていて、プロとして意地を見せることができなかったし、勝ちきれなかった。このタイトルを守れなかったというか申し訳なさがあった」という。
翌週は「HEIWA・PGMチャンピオンシップ」に出場したが、「精神的に参ってしまって、なかなかみんなに顔を合わせることができないと思って、いつも月曜日には入って火曜日から練習していたんですけど、初めて水曜日に現地に入りました。月曜日、火曜日に家から出ることができなかった」と、人知れず苦しんでいた。
そして2つ目は賞金王争い。6月の「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」で賞金ランキングトップに立ってから、ずっと1位を守り続けてきたが、HEIWA・PGMチャンピオンシップでは星野が優勝して比嘉に迫ってきた。「ここで逆転されたらという恐怖は常々あって、陸也(星野)の調子がいいのは知っていたので、いつ抜かれるんじゃないかっていう焦りがあった。初めて体験するストレスで、内蔵やいろんなところにストレスがかかったのか、何を食べても腹を壊したりとか、次の日まで胃もたれが残ったり」と、体調を崩すほどプレッシャーを感じていた。
最終戦を前に賞金王を決めたが、「いまも自分がキープしたい体重より4キロくらい減っちゃっている。食欲も落ちて、体は痛いところはないんですけど、精神的な面で全然まだまだ。それがよくわかった1年」と振り返る。そして、「それで1年できたのは自分のなかで成長できた部分もある。また来年も楽しみだなと思っています」と話す。