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シードを獲って四半世紀の片山晋呉「想像していた4〜5倍幸せですよ」 25季連続シードと“長寿”の秘訣は若手の成長と共通する

シードを獲って四半世紀の片山晋呉「想像していた4〜5倍幸せですよ」 25季連続シードと“長寿”の秘訣は若手の成長と共通する

配信日時:2022年12月19日 23時30分

■20年連続を超えると1年1年が大変

初シードを獲得してから25年、数々の成績を残してきた。2000年は終盤4戦で3勝を挙げて、最大で約6500万円の差を逆転して初の賞金王を戴冠。04年からの3年連続を含む、5度の“日本一”を経験。ジャンボの12回に次いで、青木功と並ぶ歴代2位の記録である。通算勝利数は歴代5位の31勝で、生涯獲得賞金はジャンボの約26億円に次ぐ、歴代2位の約22億7000万円。また、01年の「全米プロ」で4位タイ、09年の「マスターズ」では優勝者と2打差の単独4位に入るなど、海外の大舞台でも活躍した。

デビュー当初は片山自身も今の自分を想像できなかった。「22歳でプロゴルファーになって、『こういうプロゴルファー人生を歩めたら最高だな』って思っていたより4〜5倍幸せですよ」。プロとして二けた優勝することすら想像もしていなかったという。

来季の賞金シード選手は、大学同期の宮本勝昌と並ぶ年長者。唯一ジャンボだけがクリアした25年連続シードもクリアできたのは誇らしい。連続年では歴代3位の藤田寛之が23季、歴代4位タイの手嶋多一、谷口徹は22季で途切れた。「20年を超えると1年1年がきつい。今年また1年乗り切れたのはよくやっていると思います。大変なことはいっぱいあるし、きついこともいっぱいあるけど、それを乗り越えて、こうやってやれているのは仙人ですよ(笑)」。ジャンボの32年まであと7年あるが、「それはちょっと厳しいでしょ。自分もそこまでやる気はないだろうし」と学生時代からの憧れの存在の大記録のすごさを改めて感じる。

■50代Vとシニアの日本タイトル獲得、米シニアが目標

来年1月には50歳を迎え、いよいよシニア入りとなる。ただ、スイングはいまだに若々しい。「スイングは効率的になってきて、球も飛ぶようになっているし、曲がらない。ゴルフの技術に関しては、いいところまで来てますね。あとは老いとの戦い。これだけは人類みなそうですから(笑)」。

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